第2章 Oracle VMのインストールおよびアップグレード

『Oracle VMインストレーションおよびアップグレード・ガイド』に、Oracle VMのインストールおよびアップグレードの方法について説明されています。 操作手順は、次の章を参照してください。

アップグレードの制約事項

たとえば、Oracle VMリリース3.3.1から3.4.1へのアップグレードなど、Oracle VMの3.xリリース間でのアップグレードは可能です。 ただし、リリース2.xからリリース3.xへのアップグレードはできません。 この場合は、Oracle VM ServerおよびOracle VM Managerを再インストールする必要があります。

Oracle VMでは、Oracle XEデータベースが現在サポートされていないため、Oracle XEをバックエンド・リポジトリとして使用しているOracle VM Managerのバージョンのアップグレードは、このリリースではサポートされていません。 Oracle VM Managerの既存のインストール用に現在Oracle XEデータベースを実行している場合、リリース3.4へのアップグレードを実行する前に、Oracle XEデータベースをOracle SEまたはOracle EEに移行する必要があります。

リリース3.4.5以降、Oracle VM Managerはすべての接続を保護するためにデフォルトとしてTLSv1.2プロトコルを使用します。 その結果、Release 3.2.10または3.2.11でのx86用のOracle VM Server、およびリリース3.3.1でのSPARC用のOracle VM Agentの管理は、デフォルトでは実行できません。 リリース3.4.5にアップグレードする場合は、すべてのOracle VM Serversが最新バージョンにアップグレードされるまでTLSv1を一時的に有効にする必要があります。 TLSv1を有効にし、デフォルトのより安全なTLSv1.2プロトコルに戻す方法については、「Oracle VM 3.4のインストールとアップグレードのガイド」「TLSバージョン1プロトコルの有効化」を参照してください。

SPARCシステムの制御ドメインでOracle Solaris 11.4を実行することは、Oracle VMリリース3.4.5ではサポートされていません。