アレイでLUNをマップ解除した後にOracle VM Manager内でISCSI NetAppストレージ・アレイをリフレッシュし、続いてLUNを再マップした後で再びリフレッシュすると、2回目のリフレッシュがハングアップすることがあります。
これは、NetApp TUR
のデフォルト・パス・チェッカがLUNへのマルチパス・パスを稼働しているとみなすのに対し、Oracle VM ServerがLUNサイズをゼロとみなし、LUNへのマルチパス・パスを停止することが原因です。 不安定なパス・ステータスによって、影響を受けるLUNへのIOがハングアップすることがあります。
ターゲットがサーバーの外部で切り替えられていることから、LUNの再マップによってデータ破損が発生する可能性があるため危険です。
回避策: Oracle VM Serverでパスの表示を常に一貫させ、ハングアップの発生を回避する方法の1つは、mulipath.conf
でNetAppのパス・チェッカをdirectio
に変更することです。 directio
のパフォーマンスはTUR
ほど高くないと考えられます。 影響を受けるOracle VM Serverで次のコマンドを実行すると、ハングアップがクリアされます。
# iscsiadm -m node -R
Oracle Bug#18421164