実装のシステム・データ

新しいシステム・データを実装のために導入する場合は、主キーの命名規則を慎重に考慮する必要があります。使用している環境の所有者フラグの値であるCMをレコードにプリフィクスとして付けることをお薦めします。これは基本製品の命名規則と同じです。この規則により、提供されるソフトウェア開発キットのCMパッケージング・ツールを実装で使用できます。このツールに付属している抽出ファイルでは、所有者フラグのCMおよびプリフィクスのCMを使用してシステム・データ・レコードが選択されます。

注意: レコードに対するCM命名規則に従わないことを選択し、CMパッケージング・ツールを使用する場合は、実装で抽出ファイルをカスタマイズして、パッケージに含めるレコードの適切な選択基準を定義する必要があります。詳細は、ソフトウェア開発キットのドキュメントを参照してください。

また、新しいリリースでは、所有者フラグを既存の表に導入できることにも注意してください。この場合は、CMパッケージング・ツールも新しいシステム・データ表を含めるように更新されます。実装では、おそらく命名規則に従っていない表に既存のレコードを保持することになります。そのようなリリースへのアップグレード後に、CMパッケージング・ツールでこのデータを含めたい場合は、問題の表に対応するように抽出ファイルをカスタマイズする必要があります。