タイム・スパン比較を含むスクリプト
高齢者のみ適格になるスクリプトには、次の適用ルールが含まれます。
- 顧客区分 = 個人
- 生年月日が高齢者に該当する
これらのルールに対して、スクリプトでは1つの適用グループのみが必要です。次のようになります。
グループ番号 | グループの説明 | グループが真の場合 | グループが偽の場合 |
---|---|---|---|
1 | 個人顧客かつ高齢者 | 適格 | 不適格 |
このグループに必要な基準は次のとおりです。
グループ1: 個人顧客、カリフォルニア、高齢者 | |||||
---|---|---|---|---|---|
シーケンス | 比較するフィールド | 比較方法 | 真の場合 | 偽の場合 | データ不足の場合 |
10 | アルゴリズム: アカウントの顧客区分を取得 | = R | 次の条件のチェック | グループが偽 | グループが偽 |
30 | パーソン特性: 生年月日 | アルゴリズム: 高齢者の場合は真 | グループが真 | グループが偽 | グループが偽 |
最初の基準は簡単で、現在のアカウントのフィールドを取得するアルゴリズムをコールします。次に、この値が指定の値と比較されます。比較の結果が「真」値の場合は、次の条件がチェックされます。比較の結果が「真」値でない場合は、「グループが偽」です(グループは、「グループが偽」の場合はスクリプトが不適格になるように設定されています)。
最後の基準には、タイム・スパン比較が含まれています。タイム・スパン比較は、日付をなんらかの基準と比較するときに使用します。この例では、生年月日に基づいて顧客の年齢を判別する必要があります。その結果、年齢が65歳を超えている場合に、その顧客は高齢者とみなされます。これを行うには、後述する基本スクリプトで提供されている比較アルゴリズムを利用できます。
- 比較するフィールド。顧客の生年月日を保持するパーソン特性が選択されています。
- 比較方法。関連するフィールド値(顧客の生年月日)が65歳を超える場合に「真」の値を返す比較アルゴリズムを選択しています(このタイプのアルゴリズムの例は、「SECC-TIMESPN」を参照)。このタイム・スパン・アルゴリズムを使用して、日数、週数および月数も比較できます。
「高齢者の場合は真」アルゴリズムで「真」の値が返された場合は、グループが真です(グループは、グループが真の場合はスクリプトが適格になるように設定されています)。