作業予定登録の選択時にスクリプトを実行

システムでは作業予定登録が作成されて、注意が必要なタスク(エラーのレコードなど)がハイライト表示されます。ユーザーは、これらのタスクの多くを支援なしで完了できます。ただし、ユーザーが作業予定登録を選択するとスクリプトが自動的に起動するようにシステムを設定できます。たとえば、郵送先住所が無効であるためにエラーになった請求をハイライト表示する作業予定登録について考えてみます。この作業予定登録をユーザーが選択したときにスクリプトを実行するようにシステムを設定できます。このスクリプトは、最初に顧客のデフォルトの郵送先住所を修正し、次に請求を再度完了するようにユーザーに要求します。

次に、この機能の実装方法を理解するためのバックグラウンド情報を示します。

  • すべての作業予定登録は作業予定タイプおよびメッセージのカテゴリと番号を参照します。作業予定タイプは、タスクのカテゴリ(請求エラーなど)を定義します。メッセージ番号は、特定の問題(有効な住所が見つからないなど)を定義します。メッセージ・カテゴリおよび番号の詳細は、「システム・メッセージの全体像」を参照してください。
  • ユーザーが作業予定登録をドリル・ダウンすると、スクリプトが起動するか、または登録の作業予定タイプに関連付けられているトランザクションにユーザーが移動します。次のように作業予定タイプを構成して動作を制御します。
    • ユーザーが登録をドリル・ダウンしたときにスクリプトが起動するように構成するには、スクリプトを作業予定タイプとメッセージ番号にリンクします。メッセージごとに異なるスクリプトを定義できることに注意してください(複数の異なるメッセージがある作業予定タイプもあります)。
    • 登録の作業予定タイプとメッセージ番号に対応するスクリプトがシステムで検出されない場合、ユーザーは作業予定タイプのデフォルトのトランザクションに移動します。
注意: メッセージ番号を見つける方法。各作業予定タイプのメッセージ番号のドキュメントは提供されていません(このリストの保守は不可能で信頼できるリストを提供できないため)。スクリプトに関連付けられたメッセージ番号を判別する最適な方法は、システムをテストしている本番前の期間中に判別することです。この期間中に作業予定登録が生成されます。スクリプトに関連付けられた登録について、作業予定保守に登録を表示します。このページの摘要の横に、登録のメッセージ番号が表示されます。
  • このようなタイプのスクリプトは常に、選択した作業予定登録に存在するデータにアクセスする必要があります。詳細は、「作業予定フィールドの使用方法」を参照してください。