目次
このマニュアルについて
第 1 章 iPlanet Web Server の基礎知識
第 2 章 iPlanet Web Server の管理
第 3 章 管理プリファレンスの設定
第 4 章 ユーザとグループの管理
第 5 章 サーバ セキュリティ
第 6 章 サーバ クラスタの管理
第 7 章 サーバのプリファレンスの設定
第 8 章 ログ ファイルの理解
第 9 章 SNMP によるサーバのモニタ
第 10 章 サーバの設定によるパフォーマンス チューニング
第 11 章 プログラムによるサーバの拡張
第 12 章 コンフィグレーション スタイルの操作
第 13 章 サーバのコンテンツ管理
第 14 章 サーバへのアクセスの制御
第 15 章 Web パブリッシングの設定
第 16 章 検索機能の使用
付録 A HTTP (HyperText Transfer Protocol)
付録 B ACL ファイルのシンタックス
付録 C 国際化 iPlanet Web Server
付録 D Microsoft FrontPage のサーバ拡張機能
付録 E iPlanet Web Server
用語集
索引
戻る 次へ 目次 索引 ブックシェルフ


付録 D Microsoft FrontPage のサーバ拡張機能

付録 D では、Microsoft の FrontPage をサポートするための iPlanet Web Server でのサーバ拡張機能の使用について説明します。 これらの拡張機能によって、FrontPage Web の使用に必要な内部サーバ側のサポートが提供されます。

この付録には次の節があります。


概要
FrontPage サーバ拡張機能は、FrontPage Web に iPlanet Web Server サポートを提供するCGI プログラムです。クライアント/サーバ通信は、 適切な拡張機能である CGI プログラムに転送される標準 HTTP POST リクエストを介して行われます。FrontPage Web を使う場合は、これらの拡張機能によって、FrontPage の作成とパブリッシング、アクセス権限、および WebBot 機能がサポートされます。具体的な例は次のとおりです。

  • ユーザが FrontPage Web のフォルダ間でページを移動するとき、Web 内の他のページから移動先のページへのすべてのリンクは、これらの拡張機能によって自動更新されます。
  • FrontPage Web の管理、作成、またはブラウズを行うユーザを指定することができます。
  • FrontPage Web のユーザがディスカッション グループに参加するとき、これらの拡張機能は有効な WebBot を活用することによって、ディスカッション記事、目次、および検索フォームへのリンクの索引を管理します。
拡張機能を使うと、インターネット上でのファイル転送を最小限に抑えることができます。たとえば、拡張機能を使って iPlanet Web Server からFrontPage Web を開くと、Web のリンク マップなどのメタデータはユーザのマシンにダウンロードされますが、Web ページの完全なセットはサーバ上に残存したままです。 ページがダウンロードされるのは、編集のためにページを開くときだけです。

サーバに拡張機能をインストールすると、FrontPage Web のパブリッシング、管理、およびディスカッション グループの各機能は、インターネット上のあらゆるコンピュータで有効となりますが、これらの機能を作成および管理するには、FrontPage クライアント プログラムが必要です。

この節では、次のトピックについて説明します。

FrontPage Web のタイプ
FrontPage Web には、ルート Web と サブ Web の 2 つのタイプがあります。ルートWeb は、Web サーバの最上位の内容ディレクトリです。あるいは、マルチホスト環境では仮想 Web サーバの最上位の内容ディレクトリです。Web サーバまたは仮想 Web サーバごとに設定できるルート Web は 1 つだけです。

1 つのルート Web で多くのサブ Web をサポートすることができます。サブ Web は、そのルート Web のサブディレクトリである完全な FrontPage Web です。サブ Web は、ルート Web の 1 つ下のレベルにのみ配置することができます。各サブ Web は、その内容を構成する、さまざまなレベルのサブディレクトリを持つことができます。

サブ Webは、Web サーバのファイル システムと URL スペースにあるルート Web の下に表示されますが、そのルート Web にそのサブ Web の内容は含まれません。この内容は、FrontPage Server の拡張機能によって分離されています。

サーバ上のルート Web およびすべてのサブ Web には、インストールされた拡張機能の個々のコピーか、または拡張機能プログラムの実行可能ファイルのスタブが含まれている必要があります。 FrontPage は、サーバの組み込みセキュリティ メカニズムを使ってアクセスを制御するため、各 FrontPage Web に拡張機能の個々のコピーを持たせることによって、サーバ管理者は各 FrontPage Web 上のさまざまなエンドユーザ、作成者、および管理者のアクセス権限を管理することができます。

ドメイン名と FrontPage Web
FrontPage Web は iPlanet Web Server に実装することができ、次の方法で Web ブラウザからアクセスすることができます。

  • www.mycompany.com などのプライベート ドメイン名でアクセスします。 このドメイン名は通常、マルチホストを使っている同じ物理サーバ上に仮想サーバとして実装されています。プライベート ドメイン名の各カスタマには、独自のルート Web と、サブ Web 作成のオプションがあります。
  • www.mycompany.myprovider.com などのプライベート仮想サーバを持つ共通または共有ドメイン名でアクセスします。myprovider.com が共有ドメインで、www.mycompany がプライベート仮想サーバです。共有ドメインのプライベート仮想サーバの各カスタマには、独自のルート Web と、サブ Web 作成のオプションがあります。
  • www.myprovider.com/mycompany などのインターネット サービス プロバイダのサーバ マシンの URL でアクセスします。URL カスタマは、1 つのサブ Web を取得します。
セキュリティについて
FrontPage では、各 FrontPage Web 内のすべてのファイルおよびディレクトリに対するアクセス コントロール リスト (ACL) を変更することによって、 Web サーバに Web セキュリティを導入します。FrontPage をインストールすると、各 Web の /_vti_bin ディレクトリに含まれているFrontPage Server 拡張機能の実行可能ファイルのスタブのACL が必ず変更されます。FrontPage を新規インストールすると Web コンテンツ ファイルの ACL も変更されますが、既存の FrontPage Server 拡張機能のインストールをアップグレードする場合はコンテンツ ファイルの ACL は変更されないので、セキュリティ設定はFrontPage のデフォルト 設定よりも安全性が低いレベルのままです。 FrontPage Server の管理者ユーティリティの [Check and Fix] オプションを使うと、Web コンテンツの ACL を更新することができます。

FrontPage では、Web コンテンツ ファイルのセキュリティ ACL だけでなく、FrontPage DLL 呼び出しの結果として使われる、あらゆるシステムの DLL の ACL も変更されます。これによって、システムの DLL は、正確なアクセス権限のレベルで、管理者、作成者、またはエンドユーザのアカウントに基づいて運用されているかどうかを確認することができます。FrontPage ファイルに設定される ACL の完全セット、FrontPage Server 拡張機能のインストール時のセキュリティ検討事項のディスカッション、およびシステムの DLL の ACL が変更される理由については、Ready-to-Run Software および Microsoft のWeb サイトから利用可能な追加リソースを参照してください。


拡張機能のダウンロード
拡張機能をインストールするには、まずその拡張機能をダウンロードします。Microsoft の FrontPage サイトか、または Unix/Linux の拡張機能をインストールする場合は Ready-to-Run Software のサイトを利用することができます。Ready-to-Run Software のサイトでは、多くの情報とインストール方法が提供されています。

FrontPage Server Extensions をインストールする前に、使っているローカル マシンに使用可能なディスク容量が十分にあるか、ドキュメント ルート ディレクトリがあるか、有効な認証があるか、およびアクセス権限などのインストール後のいくつかの重要事項を検討しているかについて確認する必要があります。

この節では、次のトピックについて説明します。

インストールに必要なディスク容量
Windows NT システムでは、約 6MB のディスク容量が必要です。ダウンロード ファイルは 3MB、 インストール ファイルは 合計 2.5MB あります。

Unix/Linux システムでは、サーバ上に最低 32MB のディスク容量が必要です。Unix/Linux のFrontPage 拡張機能では、/usr/local/frontpage ディレクトリに 9MB のディスク容量が必要です。Web コンテンツに拡張機能をインストールする場合に、Web コンテンツが /usr/local/frontpage と同じディスク パーティションになければ、さらに仮想ホストごとに 5MB 必要です。

準備作業
iPlanet Web Server に対するドキュメント ルート ディレクトリが必要です。このディレクトリは、初めてサーバを起動したときに作成されます。したがって、拡張機能をインストール前に最低 1 回はサーバを起動する必要があります。

その他の検討事項

  • .nsconfig ファイルなどの FrontPage で必要な内部ファイルを削除しないでください。内部ファイルを削除すると、コンテンツのアップロードのためのアクセス コントロールが無効になります。
  • Web へのアクセスを有効なエンドユーザのみに制限することはできません。そのように設定すると、"This server does not support restricting end user access" というメッセージが表示されます。
  • [Unix/Linux のみ] スタブ拡張機能をインストールするときは、Web オーナを iPlanet Web Server ユーザと同じユーザに設定してください。それによって、FrontPage の拡張機能は特定のディレクトリ、つまり https-instance/config ディレクトリとドキュメント ルートへの書き込みパーミッションを持ちます。スタブ拡張機能を Web にインストールする fpsrvadm.exe スクリプトには Web オーナを入力する必要があります。

FrontPage Server Extensions のインストール
Windows NT またはUnix/Linux プラットフォーム上にFrontPage 97、FrontPage 98、または FrontPage 2000 の拡張機能をインストールすることができます。この節では、次のプラットフォームへのインストール方法について説明します。

  • Windows NT システム
  • Unix/Linux システム−FrontPage 97 拡張機能
  • Unix/Linux システム−FrontPage 98 拡張機能
  • Unix/Linux システム−FrontPage 2000 拡張機能
レジストリ キーを変更したので、FrontPage の拡張機能を Netscape Enterprise Server バージョン 3.x または iPlanet Web Server バージョン 4.x にインストールするにはカスタム インストールを行う必要があります。

Windows NT システムへの FrontPage Server Extensions のインストール
Windows NT システムに FrontPage 97、FrontPage 98、または FrontPage 2000 の拡張機能をインストールするプロセスは比較的簡単です。使っているシステムに複数のファイルとフォルダをインストールする実行可能ファイルをダウンロードして実行します。拡張機能には、特定のディレクトリ構造が必要です。このディレクトリ構造については、後で説明します。インストールが終了したら、アクセス権限を設定して特定の Web にアクセスするためのいくつかの管理タスクを実行します。

このインストール方法は、Microsoft FrontPage Web サイトからダウンロード可能な自己解凍式の実行可能ファイル内の独立した FrontPage Server Extensions をインストールする場合に適用されます。

ノート FrontPage Server Extensions をインストールするには、管理者として、または管理者アクセス権限で NT システムにログインする必要があります。

Windows NT 上に FrontPage Server Extensions をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. 言語およびプロセッサ タイプのサーバ拡張機能のセットアップ プログラムを実行します。
  2. Server Extensions Resource Kit と共に FrontPage 2000 をインストールした後、[Start] > [Programs] > [Administrative Tools] の Server Extensions Administrator を起動し、[Console Root] > [FrontPage Server Extensions] の下にあるマシンのホスト名を右クリックして [New Web] を選択します。ウィザードの手順に従ってサーバ インスタンスを選択し、FrontPage Server Extensions 用に設定します。
  3. FrontPage Server Extensions をインストールする仮想サーバを選択して、[OK] をクリックします。
  4. 新しい FrontPage 管理者アカウントの名前とパスワードを入力します。
  5. サーバ拡張機能のインストール後に FrontPage Explorer の [パーミッション] コマンドを使うと、他の管理者アカウントを追加することができます。
各 FrontPage Web へのサーバ拡張機能のインストールには数分かかるので、コンピュータの CPU 負荷が大きくなる場合があります。FrontPage Server Extensions の新規インストールの場合、各ページの内容がパースされ、FrontPage のコンポーネント (Include コンポーネント、 Substitution コンポーネントなど) を拡張します。その後、FrontPage Web のハイパーリンクのマップが作成され、ページのタイトルとベース URL が抽出されます。

このインストールでは、テキスト索引の更新、Web 内のリンクの再予測、FrontPage 管理アカウント、パスワード、IP アドレス制限の追加が行われ、新しい ObjectType ディレクティブが obj.conf ファイルに追加された場合に、Web 管理者にサーバを再起動するように通知します。

FrontPage 97 拡張機能の場合、そのコンポーネントは、C:\Program Files\Microsoft FrontPage ディレクトリにインストールされます。C はデフォルトのハードディスクです。コンポーネントは次のとおりです。

  • FrontPage Server Extension の .dll ファイルと .exe ファイルは、 \bin サブディレクトリ とデフォルトの \windows\system ディレクトリにコピーされます。
  • ユーザの Web にサーバ拡張機能を実装するために FrontPage で使われる ISAPI (.dll) ファイルまたは CGI (.exe) ファイルは、それぞれ \isapi \_vti_bin ディレクトリにコピーされます。これらのファイルは、FrontPage 拡張機能をインストールする各仮想サーバのドキュメント ルートにもコピーされます。
  • FrontPage Server Administrator (fpsrvwin.exe) とコマンド ライン バージョン (fpsrvadm.exe) は、\bin ディレクトリにコピーされます。FrontPage Server Administrator は、FrontPage Server Extensions のインストール、更新、確認、または削除を行うためのツールです。
FrontPage 98 拡張機能の場合、そのコンポーネントは、C:\Program Files\Microsoft FrontPage\version 3.0 ディレクトリにインストールされます。C はデフォルトのハードディスクです。

  • FrontPage Server Extensions の .dll ファイルと .exe ファイルは、 \bin サブディレクトリと デフォルトの \windows\system ディレクトリにコピーされます。
  • ユーザの Web にサーバ拡張機能を実装するために FrontPage で使われる 3 つの ISAPI (.dll) ファイルまたは CGI (.exe) ファイルは、それぞれ \isapi および \_vti_bin ディレクトリにコピーされます。このファイルは、FrontPage 拡張機能をインストールする各仮想サーバのドキュメント ルートにもコピーされます。
  • FrontPage Server Administrator (fpsrvwin.exe) とコマンド ライン バージョン (fpsrvadm.exe) は、\bin ディレクトリにコピーされます。FrontPage Server Administrator は、FrontPage Server Extensions のインストール、更新、確認、または削除を行うためのツールです。
  • Server Extensions Resource Kit
  • HTML 管理フォーム。これは、Web ブラウザを介して FrontPage Server Extensions をリモートで管理するための一連の HTML フォームです。FrontPage Server Extensions のリモート管理を行うためのコマンド ライン ユーティリティ(fpremadm.exe) も\bin ディレクトリにインストールされます。
FrontPage 2000 拡張機能の場合、そのコンポーネントは、 C:\Program Files\Common Files\Microsoft Shared\Web Server Extensions\40 ディレクトリにインストールされます。C はデフォルトのハードディスクです。

  • FrontPage Server Extensions の .dll ファイルと .exe ファイルは、 \bin サブディレクトリと \WINNT\system32 ディレクトリにコピーされます。
  • ユーザの Web にサーバ拡張機能を実装するために FrontPage で使われる 3 つの ISAPI (.dll) ファイルまたは CGI (.exe) ファイルは、それぞれ \isapi および \_vti_bin ディレクトリにコピーされます。このファイルは、FrontPage 拡張機能をインストールする各仮想サーバのドキュメント ルートにもコピーされます。
  • FrontPage Server Administrator (fpsrvwin.exe) は、FrontPage 2000 では使用またはインストールされません。FrontPage Server Administrator ([Start] > [Programs] > [Administrative Tools] ) または\bin サブディレクトリにコピーされるコマンド ライン バージョン (fpsrvadm.exe) を使う必要があります。FrontPage Server Administrator は、FrontPage Server Extensions のインストール、更新、確認、または削除を行うためのツールです。
  • Server Extensions Resource Kit は \serk サブディレクトリにコピーされます。
  • HTML 管理フォーム。これは、Web ブラウザを介して FrontPage Server Extensions をリモートで管理するための一連の HTML フォームで、\admcgi と \admisapi サブディレクトリにコピーされます。FrontPage Server Extensions のリモート管理を行うためのコマンド ライン ユーティリティ(fpremadm.exe) も\bin ディレクトリにインストールされます。
インストールでは、次のファイルとディレクトリの変更または追加が行われます。

インストール プロセスが完了したら、次の管理タスクを実行します。

Unix/Linux システムへの FrontPage 97 Server Extensions のインストール
Unix/Linux システムでのインストール プロセスでは、適切なファイルのアクセス権限を持ち、あらかじめディレクトリを設定しておく必要があります。拡張機能には、特定のディレクトリ構造が必要です。 このディレクトリ構造については、後で説明します。インストールが終了したら、アクセス権限を設定して特定の Web にアクセスするための管理タスクを実行します。

このインストール方法は、Microsoft FrontPage Web サイトまたは Ready-to-Run Software Web サイトからダウンロード可能な tar でアーカイブしたファイルにある、独立した FrontPage Server Extensions をインストールする場合に適用されます。

重要 インストールを実行するには、ルート ユーザとしてログインする必要があります。ルート ユーザは、拡張機能をインストールする場所が /usr/local ディレクトリでなくても、このディレクトリに対する書き込みパーミッションを持っている必要があります。これは、/usr/local ディレクトリに拡張機能をインストールしないように選択しても、/usr/local と使うディレクトリの間にソフト リンクが自動的に追加されるためです。

拡張機能をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. ルート ユーザ としてログインすると、tar ファイルから FrontPage Server Extensions をインストールすることができます。
  2. ダウンロードしたファイルを untar します。
  3. 次のコードを使って、ディレクトリを /usr/local/frontpage/version2.0 に変更します。
  4. /extensions という名前のディレクトリを作成して、そこに _vti_bin ディレクトリを入れます。
  5. WPP キットを /usr/local/frontpage/version2.0 にインストールします。
  6. 次のコードを使って、ディレクトリ/実行可能ファイルの名前を
    /usr/local/frontpage/version2.0/executables から /_vti_bin に変更します。
  7. 次のコードを使って、fpsrvadm.suid.exe ファイルを /bin ディレクトリに移動します。
  8. fp_install.sh シェル プログラムを実行し、画面上の指示に従って、次の表に示す情報を入力します。
  9. 表 D.1 インストール パラメータの情報
    -fpdir <dir>
    デフォルト
    FrontPage のディレクトリ
    -httpdconfdir <dir>
    デフォルト
    サーバのコンフィグレーション ファイルが配置されているディレクトリ
    -web <webname>
    必須
    サーバ拡張機能がインストールされている Web (ルート Webの場合 / )
    -user <webowner>
    必須
    Web 所有者の ユーザ ID
    -group <webgroup>
    オプション
    Web 所有者のグループ ID
    -host <host>

    サーバ拡張機能がインストールされている仮想ホストの名前。ホスト名は、サーバの httpd.conf ファイルのVirtual Host ディレクティブに指定したホストの名前と同じである必要があります。
    -admuser <fpadmin>
    必須
    FrontPage Administrator のユーザ名
    -admpass <fppass>
    必須
    FrontPage Administrator のパスワード
    -admaddr <ipaddr>
    オプション
    FrontPage Administrator の IP アドレス制限。IP アドレス マスクを指定した場合、FrontPage Administrator は、すべての IP アドレスのアクセス権限を持ちます。

各 FrontPage Web へのサーバ拡張機能のインストールには数分かかるので、コンピュータの CPU 負荷が大きくなる場合があります。FrontPage Server Extensions の新規インストールの場合、各ページの内容がパースされ、FrontPage のコンポーネント (Include コンポーネント、 Substitution コンポーネントなど) を拡張します。その後、FrontPage Web のハイパーリンクのマップが作成され、ページのタイトルとベース URL が抽出されます。

このインストールでは、テキスト索引の更新、Web のリンクの再予測、FrontPage 管理アカウント、パスワード、IP アドレス制限の追加が行われ、新しい ObjectTypeディレクティブが obj.conf ファイルに追加された場合に、Web 管理者にサーバを再起動するように通知します。

インストール時に、インストール シェルによって次のファイルおよびディレクトリが変更または追加されます。

インストール プロセスが完了したら、次の管理タスクを実行します。

  1. fpsrvwin.exe ファイルを実行して、サーバ のポートの設定、拡張機能のテスト、他の仮想サーバに対する拡張機能のインストール、および拡張機能の更新を行います。
  2. リモート マシンに FrontPage 97、98、または 2000 プログラムをインストールする必要があります (Macintosh または Windows のみ)。
  3. ユーザが別のマシンで Web を編集する場合は、その行の [MoreWebs] をクリックして、編集する Web の servername:portnumber の Web サーバまたはディスク位置のタイプを指定してから、[OK] をクリックします。
  4. 編集するホスト マシン上の Web リストから適切な Web を選択します。
Unix/Linux システムへの FrontPage 98 Server Extensions のインストール
このインストール方法は、Microsoft FrontPage Web サイトまたは Ready-to-Run Software Web サイトからダウンロード可能な tar でアーカイブしたファイルにある、独立した FrontPage Server Extensions をインストールする場合に適用されます。

インストールが終了したら、アクセス権限を設定して特定の Web にアクセスするための管理タスクを実行します。

重要 インストールを実行するには、ルート ユーザとしてログインする必要があります。ルート ユーザは、拡張機能をインストールする場所が /usr/local ディレクトリでなくてもこのディレクトリに対する書き込みパーミッションを持っている必要があります。これは、/usr/local ディレクトリに拡張機能をインストールしないように選択しても、/usr/local と使うディレクトリの間にソフト リンクが自動的に追加されるためです。

拡張機能をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. ルート ユーザとしてログインすると、tar ファイルからFrontPage Server Extensions をインストールすることができます。
  2. /usr/local、または cd と入力して、ダウンロードした2つのファイル (fp30.solaris.tar.Z と fp_install.sh) があるディレクトリに移動します。
  3. fp_install.sh シェル プログラムを実行し、画面上の指示に従ってパラメータ情報を入力します。
各 FrontPage Web へのサーバ拡張機能のインストールには数分かかるので、コンピュータの CPU 負荷が大きくなる場合があります。FrontPage Server Extensions の新規インストールの場合、各ページの内容がパースされ、FrontPage のコンポーネント (Include コンポーネント、 Substitution コンポーネントなど) を拡張します。その後、FrontPage Web のハイパーリンクのマップが作成され、ページのタイトルとベース URL が抽出されます。

このインストールでは、テキスト索引の更新、Web のリンクの再予測、FrontPage 管理アカウント、パスワード、IP アドレス制限の追加が行われ、新しい ObjectTypeディレクティブが obj.conf ファイルに追加された場合に、Web 管理者にサーバを再起動するように通知します。

インストール時に、インストール シェルによって次のファイルおよびディレクトリが変更または追加されます。

/_vti_bin/_vti_adm/_vti_aut、およびドキュメント ルート ディレクトリに .nsconfig ファイルを作成します。

Unix/Linux システムへの FrontPage 2000 Server Extensions のインストール
このインストール方法は、Microsoft FrontPage Web サイトまたは Ready-to-Run Software Web サイトからダウンロード可能な tar でアーカイブしたファイルにある、独立した FrontPage Server Extensions をインストールする場合に適用されます。

インストールが終了したら、アクセス権限を設定して特定の Web にアクセスするための管理タスクを実行します。

重要
インストールを実行するには、ルート ユーザとしてログ インする必要があります。ルート ユーザは、拡張機能をインストールする場所が /usr/local ディレクトリでなくても、このディレクトリに対する書き込みパーミッションを持っている必要があります。これは、/usr/local ディレクトリに拡張機能をインストールしないように選択しても、/usr/local と使うディレクトリの間にソフト リンクが自動的に追加されるためです。

拡張機能をインストールするには、次の手順を実行します。

  1. ルート ユーザとしてログ インすると、tar ファイルからFrontPage Server Extensions をインストールすることができます。
  2. cd /usr/local または cd と入力して、ダウンロードした2つのファイル (fp40.solaris.tar.Z と fp_install.sh) があるディレクトリに移動します。
  3. fp_install.sh シェル プログラムを実行し、画面上の指示に従ってパラメータ情報を入力します。
各 FrontPage Web 上へのサーバ拡張機能のインストールには数分かかるので、コンピュータの CPU 負荷が大きくなる場合があります。FrontPage Server Extensions の新規インストールの場合、各ページの内容がパースされ、FrontPage のコンポーネント (Include コンポーネント、 Substitution コンポーネントなど) を拡張します。その後、FrontPage Web のハイパーリンクのマップが作成され、ページのタイトルとベース URL が抽出されます。

このインストールでは、テキスト索引の更新、Web のリンクの再予測、FrontPage 管理アカウント、パスワード、IP アドレス制限の追加が行われ、新しい ObjectType ディレクティブが obj.conf ファイルに追加された場合に、Web 管理者にサーバを再起動するように通知します。

インストール時に、インストール シェルによって次のファイルおよびディレクトリが変更または追加されます。

/_vti_bin/_vti_adm/_vti_aut、およびドキュメント ルート ディレクトリに .nsconfig ファイルを作成します。


追加情報
追加情報の詳細については、 Microsoft の FrontPage Web サイトから入手することができます。

Unix/Linux の場合のみ、Ready-to-Run Software の Web サイトからも情報を入手することができます。

 

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