Oracle ILOM に接続する
次のいずれの手順を実行して、Oracle ILOM への物理的な管理接続を確立します。
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ローカルシリアル管理接続 - 手順 1
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ネットワーク管理接続 - 手順 2
注 -
Oracle ILOM でもっとも信頼できるセキュアな環境を維持するには、ローカルシリアルポート、専用ネットワーク管理ポート、またはサーバーまたは CMM の標準データネットワークポートを常に信頼できる内部ネットワークまたはセキュアな専用管理およびプライベートネットワークに接続する必要があります。
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ローカルシリアル管理接続の手順
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コンソール (ワークステーションまたは端末) とサーバーまたは Oracle ブレードシャーシモニタリングモジュール (CMM) の SER MGT ポート間をシリアルケーブルで接続します。
この物理的接続でサービスプロセッサ (SP) との最初の通信が行われます。端末デバイス通信プロパティーを、9600 ボー、8 ビット、パリティーなし、1 ストップビットに設定する必要があります。
注 -
DTE から DTE の通信で送受信の信号が逆方向になる (転向する) 場合、null モデム構成が必要になります。システムに付属するアダプタケーブルを使用して、null モデム構成を実現します。
注 -
Oracle Server 上の SER MGT ポートの物理的な場所の詳細は、サーバーに付属の Oracle ドキュメントを参照してください。たとえば、SPARC T5-2 サーバーの場合は、http://docs.oracle.com/cd/E28853_01/html/E28854/pftig.z40022311288258.html#scrolltoc にある追加のシリアル管理ポートの詳細を参照してください。
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端末デバイスと Oracle ILOM SP または CMM の間に接続を作成するには、端末デバイスの Enter を押します。
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ネットワーク管理接続の手順
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ネットワークスイッチとサーバーまたは CMM の NET MGT ポートを Ethernet ケーブルで接続します。
Oracle ILOM は、ネットワーク上の IPv4 DHCP サーバーおよび IPv6 ルーターの両方から、サーバー SP または CMM のネットワークアドレスを自動的に学習します。これらのネットワーク設定を変更する必要がある場合は、Modify Default Network Connectivity Settingsを参照してください。
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サーバー SP または CMM に割り当てられている IP アドレスを判定します。
割り当てられている IP アドレスを判定するには、ILOM SP または CMM へのローカルシリアル管理 (SER MGT) 接続を確立し、ILOM にログインしてから、show コマンドを使用して /network および /networkipv6 ターゲットの下のネットワークプロパティーを表示します。
また、ネットワーク上の DHCP サーバーから IP アドレスを判定することもできます。