Oracle® ILOM スタートガイドファームウェア Release 3.2.x

印刷ビューの終了

更新: 2015 年 5 月
 
 

システム、イベント、および監査ログエントリを管理する

始める前に

  • トップレベルのシステムログは、関連操作のイベントログエントリのサブセットをより簡単な方法で提供します。特にこのログは、システムインベントリアクションおよびコンポーネントの健全性のステータスに関するサブシステムレベルの診断イベントを報告します。これらのイベントには、電源のオンとオフ、FRU 挿入および削除のほか、サービスが必要、警告、OK などのステータスイベントなどがあります。

  • イベントログは、コンポーネントの追加や取り外し、コンポーネントの障害など、管理対象デバイスについての情報、警告、またはエラーメッセージを追跡します。ログに記録されるイベントのプロパティーには、イベントの重要度、イベントプロバイダ (クラス)、イベントが記録された日付と時間などがあります。

  • 監査ログは、ユーザーログイン、ログアウト、構成変更、パスワード変更など、インタフェース関連のすべてのユーザーアクションを追跡します。ユーザーアクションを監視するユーザーインタフェースには、Oracle ILOM Web インタフェース、CLI、障害管理シェル (captive shell)、制限付きシェル、SNMP および IPMI クライアントインタフェースが含まれます。

  • Oracle ILOM でログエントリをクリアするには、Admin (a) 役割権限が必要です。


注 -  Oracle ILOM は、ログエントリのタイムスタンプを取り込む際に UTC/GMT タイムゾーンをデフォルトで使用します。

Oracle ILOM ログエントリを管理するには、次の手順のいずれかを実行します。

  • Oracle ILOM ログエントリを管理する - Web による手順 1

  • Oracle ILOM ログエントリを管理する - CLI による手順 2

  1. Oracle ILOM ログエントリを管理する - Web による手順
    1. 次のいずれかを実行します:
      • SP または CMM の Web インタフェースからシステムログエントリを表示するには、「ILOM System Information」 > 「System Log」をクリックします。

      • SP または CMM の Web インタフェースでイベントまたは監査ログエントリを表示するには、「ILOM Administration」 > 「Logs」をクリックし、「Event」または「Audit」をクリックします。

    2. 表示されるイベントタイプをフィルタリングしたり、行やページの表示プロパティーを制御したりするには、ログ表上部のコントロールを使用します。

      ログプロパティーのフィルタリングの詳細は、ログページに表示される「More Info」リンクをクリックしてください。

    3. 表に表示されているすべてのログエントリをクリアするには、「Clear Log」をクリックします。

      確認のダイアログが表示されます。確認ダイアログで「OK」をクリックすると、エントリがクリアされます。

  2. Oracle ILOM ログエントリを管理する - CLI による手順
    1. SP または CMM の CLI からログエントリを一覧表示するには、次のいずれかを実行します。
      • システムログの場合、次のように入力します。

        show /System/Logs/list

      • イベントログの場合、次のいずれかを入力します。

        show /SP/Logs/event/list

        show /CMM/Logs/event/list

      • 監査ログの場合は、次のいずれかを入力します:

        show /SP/Logs/audit/list

        show /CMM/Logs/audit/list

      リストをスクロールするには、q キー以外の任意のキーを押します。

    2. ログ出力をフィルタリングするには、show コマンドを使用してフィルタプロパティーの 1 つ以上の値 (ClassTypeSeverity) を指定します。

      例:

      • 1 つのフィルタプロパティー、たとえば Class を使用します。

        show /System/Logs/list Class==value

        または

        show /SP|CMM/logs/event|audit/list Class==value

      • 2 つのフィルタプロパティー、たとえば ClassType を使用します。

        show /System/Logs/list Class==value Type== value

        または

        show /SP|CMM/logs/event|audit/list Class==value Type==value

      • すべてのフィルタプロパティー (ClassType、および Severity) を使用します。

        show /System/Logs/list Class==value Type==value Severity==value

        または

        show /SP|CMM/logs/event|audit/list Class==value Type==value Severity==value

        SP|CMM には、SP または CMM と入力します。

    3. 表示されているすべてのログエントリをクリアするには、clear=true コマンドを使用します。

      例:

      set /System/Logs/clear=true

      または

      set /SP|CMM/logs/event|audit clear=true

      event|audit には、event または audit のいずれかを入力します。

      プロンプトが表示されたら、アクションを確定する場合は y と入力し、アクションを取り消す場合は n と入力します。

関連情報