SP または CMM クロックのプロパティーの設定
Oracle ILOM をはじめて配備する場合、システム管理者は、Oracle ILOM によって記録されるシステム管理イベントが正しいタイムスタンプで表示されるように、Oracle ILOM でクロック設定を構成するようにしてください。
システム管理者は、Oracle ILOM クロックを NTP サーバーに同期させるか、ホストサーバーの UTC/GMT タイムゾーンを使用して Oracle ILOM で日付と時間をローカルに手動で構成するかを選択できます。
Oracle ILOM クロックの構成プロパティーについては、次の表を参照してください。
表 50 Oracle ILOM クロックの構成プロパティー
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日付と時間
(datetime=) |
なし |
「Date」プロパティーに、月、日、および年を入力します。「Time」プロパティーに、時間と分を入力します。
日付と時間を設定する CLI 構文:
set /SP|CMM/clock datetime=MMDDhhmmYYYY |
Timezones
(timezones=) |
なし |
タイムゾーンの略称 (PST、EST など)
「Timezones」プロパティーに、適切なタイムゾーンを入力します。
タイムゾーンを設定する CLI 構文:
set /SP|CMM/clock timezones=3_to_4_characters |
Synchronize Time with NTP Server
(usentpserver=) |
Disabled |
Enabled|Disabled
「disabled」に設定すると、Oracle ILOM クロックが NTP サーバーと同期されません。「enabled」に設定すると、Oracle ILOM クロックが指定された NTP (Network Time Protocol) サーバーと同期されます。
注 -
「enabled」になっている場合は、1 台または 2 台の NTP (Network Time Protocol) サーバーと同期するように Oracle ILOM クロックを設定できます。
「Synchronize Clock With NTP Server」の CLI 構文:
set /SP|CMM/clock usentpserver=enabled|disabled
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NTP Server 1 (2)
(/SP|CMM/clients/ntp/server/n address=<address>)
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なし |
Oracle ILOM クロックと同期する 1 台以上の NTP サーバーの IP アドレスまたは DNS ホスト名を設定します。NTP サーバーを 2 台構成すると、冗長性が提供されます。
NTP サーバーのアドレスを設定する CLI 構文:
set /SP|CMM/clients/ntp/server/1 address=<address>
set /SP|CMM/clients/ntp/server/2 address=<address>
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Save Button (Web のみ) |
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Web インタフェース – 「Clock Settings」ページおよび「Timezone Settings」ページで行われた変更を有効にするには、Oracle ILOM で保存する必要があります。 |
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次を確認するには、Oracle サーバーのドキュメントを参照してください。
Oracle ILOM の現在の時間が SP をリブートしても維持されるかどうか。
Oracle ILOM の現在の時間をホストのブート時にホストと同期させることができるかどうか。
システムが時間を格納するリアルタイムクロック要素をサポートするかどうか。