サーバー SP または CMM のファームウェアイメージを更新する
システム管理者は、アップグレード可能なデバイスのファームウェア更新プロセスを、Web インタフェースの「Actions」パネル、「Maintenance」の「Firmware Upgrade」ページ、または CLI ターゲットから開始できます。
次の手順では、CLI および Web インタフェースの「Maintenance」ページを使用したファームウェア更新プロセスについて説明します。
始める前に
SP または CMM のファームウェアイメージを更新するための初期要件が満たされていることを確認してください。Before You Begin the Firmware Updateを参照してください。
ファームウェア更新処理の完了には、数分かかります。この間、ほかの Oracle ILOM タスクを実行しないでください。ファームウェアの更新プロセスが完了すると、システムがリブートするか、システムの電源が切断されます。
ファームウェア更新プロセスを開始し、更新プロセスが正常に完了したことを確認するには、これらの手順に従います。
- サーバー SP または CMM イメージのファームウェア更新プロセスを開始するには、いずれかの Oracle ILOM インタフェースを使用して次の手順を実行します。
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Web |
「Maintenance」 > 「Firmware Upgrade」の順にクリックします。
「Enter Firmware Upgrade Mode」ボタンをクリックし、アップグレード確認ダイアログボックスで「OK」をクリックして処理を続行します。
「Firmware Upgrade」ページにファームウェアイメージをアップロードするためのプロパティーが表示されます。
注 – Oracle 製品ダウンロード Web サイトからファームウェアイメージをダウンロードしていない場合は、これらの手順を参照して、更新されたイメージをダウンロードしてください。
Oracle ILOM Firmware Versions and Download Methods in Oracle ILOM Feature Updates and Release Notes Firmware Release 3.2.x。
「Firmware Upgrade」ページで、次のいずれかの操作を実行します:
「Browse」をクリックしてアップロードするファームウェアイメージを指定し、「Upload」ボタンをクリックします。
または
ファームウェアイメージをアップロードする URL を入力し、「Upload」ボタンをクリックします。
Oracle ILOM によってファームウェアイメージが検証され、「Firmware Verification」ページにオプションが表示されます。
「Firmware Verification」ページで、適用可能なオプションを有効にします。
Preserve Configuration – 既存の Oracle ILOM ファームウェア設定を保存し、ファームウェア更新の完了後に復元するには、このオプションを有効にします。このオプションの詳細は、Preserve Oracle ILOM Configuration を参照してください。
Preserve BIOS Configuration (x86 サーバー SP のみ) - 既存の BIOS 構成を保存し、更新プロセスの完了後に復元するには、このオプションを有効にします。このオプションは、一部の x86 サーバーではサポートされていません。そのため、このオプションが表示されない場合、Oracle ILOM はアップグレードプロセスの完了後にデフォルトの BIOS 設定を復元します。
Delay BIOS Upgrade (x86 サーバー SP のみ) – システムの次回の電源再投入後まで x86 BIOS のアップグレードを延期するには、このオプションを有効にします。
「Start」をクリックして更新プロセスを開始します。
一連のプロンプトで「OK」をクリックし、「Update Status」ページが表示されるまで処理を続行します。
「Update Status」が 100% を示すと、システムがリブートするか、システムの電源が切断されます。
システムの電源が切断された場合は、使用しているシステムに付属するドキュメントを参照して、システムの電源を投入する手順を確認してください。
サーバー SP または CMM で正しいファームウェアバージョンが実行されていることを確認するには、この手順のStep 2 を参照してください。
注 -
(x86 サーバー SP のみ) サーバーに保留中の BIOS アップグレードがある場合は、電源のリセットが完了するまでの時間が長くなる可能性があります。BIOS ファームウェアをアップグレードするためにはサーバーの電源を切って再投入することが必要であり、これは予期された動作です。アップグレードに FPGA 更新が含まれている場合は、そのプロセスが完了するまでに 26 分もかかることがあります。
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CLI |
CLI を使用して Oracle ILOM ファームウェアイメージをロードするには、load -source コマンドの後ろにインストールするファームウェアイメージの場所を示すパスを指定して実行します。
例:
load -source protocol://username:password@server_ip/<path_to_image>/<image.pkg>
ここで、protocol には、http、https、ftp、tftp、sftp、scp を指定できます。
一連のプロンプトが表示されます。
y を入力してイメージファイルをロードしてから、y と入力して適用可能なオプションを有効にします。
Preserve Configuration – 既存の Oracle ILOM ファームウェア設定を保存し、ファームウェア更新の完了後に復元するには、このオプションを有効にします。このオプションの詳細は、Preserve Oracle ILOM Configuration を参照してください。
Preserve BIOS Configuration (x86 サーバー SP のみ) - 既存の BIOS 構成を保存し、更新プロセスの完了後に復元するには、このオプションを有効にします。このオプションは、一部の x86 サーバーではサポートされていません。そのため、このオプションが表示されない場合、Oracle ILOM はアップグレードプロセスの完了後にデフォルトの BIOS 設定を復元します。
Delay BIOS Upgrade (x86 サーバー SP のみ) – システムの次回の電源再投入後まで x86 BIOS のアップグレードを延期するには、このオプションを有効にします。
注 - スクリプトを使って (-script) ファームウェア更新を実行する場合、サーバー用に提示されるすべてのファームウェア更新オプションはデフォルトで有効になっています (y)。
ファームウェアプロセスが完了すると、Oracle ILOM にステータスメッセージが表示されます。システムがリブートするか、システムの電源が切断され、新しいファームウェアイメージが適用されます。
システムの電源が切断された場合は、使用しているシステムに付属するドキュメントを参照して、システムの電源を投入する手順を確認してください。
サーバー SP で正しいファームウェアバージョンが実行されていることを確認するには、この手順のStep 2 を参照してください。
注 -
(x86 サーバー SP のみ) サーバーに保留中の BIOS アップグレードがある場合は、電源のリセットが完了するまでの時間が長くなる可能性があります。BIOS ファームウェアをアップグレードするためにはサーバーの電源を切って再投入することが必要であり、これは予期された動作です。アップグレードに FPGA 更新が含まれている場合は、そのプロセスが完了するまでに 26 分もかかることがあります。
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- 更新されたファームウェアバージョンがインストールされていることを確認するには、次のいずれかを実行します。
- Web:
Oracle ILOM にログインし、「System Information」>「Firmware」の順にクリックして、インストールされているファームウェアバージョンを表示します。
注 - ファームウェア更新のあとで Oracle ILOM Web インタフェースが適切にリフレッシュされない場合があります。Oracle ILOM の Web ページで情報が欠落している場合やエラーメッセージが表示される場合は、以前のバージョンのキャッシュされているページが表示されている可能性があります。ブラウザのキャッシュをクリアーし、ブラウザをリフレッシュしてから続行してください。
- CLI:
次を入力します。show /System/Firmware