SPARC ホストキースイッチ状態の設定
Oracle ILOM には、システム管理者がホスト SPARC サーバーのキースイッチ状態を設定するために使用できるキースイッチプロパティーが用意されています。キースイッチプロパティーは、Oracle ILOM の CLI または Web インタフェースから構成できます。構成可能なキースイッチプロパティー値の詳細は、次の表を参照してください。
表 75 ホスト SPARC サーバーのキースイッチ状態プロパティー値
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Keyswitch
(keyswitch_state=) |
Normal |
Normal |Standby |Diag|Locked
Normal - SPARC サーバー自体の電源を入れて、ブートプロセスを開始できます。
Standby - SPARC サーバーの電源を入れることができません。
Diag - SPARC サーバーの電源を入れ、Oracle ILOM のデフォルトのホスト診断プロパティー値を使用して障害カバレージを表示できます。このオプションを有効にすると、ユーザーが指定した Oracle ILOM の診断プロパティー値がオーバーライドされます。
Locked – SPARC サーバーは自身の電源を投入できますが、ユーザーがフラッシュデバイスを更新したり、/HOST send_break_action=break に対して設定されている CLI プロパティー値を変更したりすることは禁止されます。
キースイッチの CLI 構文:
シングルサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set /HOST keyswitch_state=normal|standby|diag|locked
マルチドメインサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set /Servers/PDomains/PDomain_n/HOST keyswitch_state=normal|standby|diag|locked |
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