Oracle® ILOM 構成および保守用管理者ガイドファームウェア Release 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

SPARC ホストキースイッチ状態の設定

Oracle ILOM には、システム管理者がホスト SPARC サーバーのキースイッチ状態を設定するために使用できるキースイッチプロパティーが用意されています。キースイッチプロパティーは、Oracle ILOM の CLI または Web インタフェースから構成できます。構成可能なキースイッチプロパティー値の詳細は、次の表を参照してください。

表 75  ホスト SPARC サーバーのキースイッチ状態プロパティー値
ユーザーインタフェースの構成可能なターゲットとユーザーの役割:
  • SP CLI: /HOST

  • Web:「Host Management」 > 「KeySwitch」 > 「KeySwitch」

  • ユーザーの役割: Admin (a) の役割 (「KeySwitch」プロパティーを変更するために必要)。

要件:
  • Web インタフェースでの「KeySwitch」プロパティーの変更を適用するには、「Save」をクリックする必要があります。

プロパティー
デフォルト値
説明
Keyswitch
(keyswitch_state=)
Normal
Normal |Standby |Diag|Locked
  • Normal - SPARC サーバー自体の電源を入れて、ブートプロセスを開始できます。

  • Standby - SPARC サーバーの電源を入れることができません。

  • Diag - SPARC サーバーの電源を入れ、Oracle ILOM のデフォルトのホスト診断プロパティー値を使用して障害カバレージを表示できます。このオプションを有効にすると、ユーザーが指定した Oracle ILOM の診断プロパティー値がオーバーライドされます。

  • Locked – SPARC サーバーは自身の電源を投入できますが、ユーザーがフラッシュデバイスを更新したり、/HOST send_break_action=break に対して設定されている CLI プロパティー値を変更したりすることは禁止されます。

キースイッチの CLI 構文:
シングルサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set /HOST keyswitch_state=normal|standby|diag|locked
マルチドメインサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set /Servers/PDomains/PDomain_n/HOST keyswitch_state=normal|standby|diag|locked

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