手動構成でのホスト OS 相互接続のガイドライン
次の表は、ホスト OS の内部 USB Ethernet 接続ポイントに、ローカルのネットワークパラメータを構成するための一般的なガイドラインを示しています。
注 - 管理対象サーバーにインストールされている内部 USB Ethernet は、従来の Ethernet インタフェースとしてシステムに表示されます。ホスト OS にローカル相互接続ポイントを手動で構成する場合は、ホストの MAC アドレス (hostmacaddress=) を使用して、ホスト OS のローカル相互接続ポイントに割り当てられている名前を判別する必要がある場合があります。
表 1 ホスト OS の相互接続を手動構成する場合のガイドライン
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Windows Server 2008 |
Microsoft Windows が管理対象サーバー上で内部 Ethernet-over-USB インタフェースを発見すると、Ethernet-over-USB インタフェースのデバイスドライバを確認するように求めるメッセージが表示されることがあります。実際にはドライバは必要ないため、Oracle Hardware Management Pack ソフトウェア配布から抽出できる .inf ファイルを指定すれば、Ethernet-over-USB インタフェースの通信スタックに対応できるはずです。
Oracle Hardware Management Pack 2.1.0 以降のソフトウェア配布は、Oracle ソフトウェア製品のダウンロードページからダウンロードできます。
Oracle Server Hardware Management Pack から .inf ファイルを抽出する方法については、『Oracle Server Hardware Management Pack ユーザーズガイド』を参照してください。
Windows Server 2008 で IP ネットワークパラメータを構成する方法については、Microsoft Windows オペレーティングシステムのドキュメントまたは次の Microsoft Tech Net サイトを参照してください。
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Linux |
管理対象サーバーでサポートされているほとんどの Linux オペレーティングシステムのインストールには、Ethernet-over-USB インタフェースのデバイスドライバのインストールが含まれています。
Ethernet-over-USB インタフェースは、通常、Linux オペレーティングシステムによって自動的に発見され、usb0 としてシステムに表示されます。ただし、このインタフェースの表示名は、各 Linux ソフトウェア配布によって異なる場合があります。
次のコマンド行の命令は、usb0 に対応するホスト OS の相互接続にネットワークパラメータを構成する方法を示しています:
\>lsusb usb0
\> ifconfig usb0 169.254.182.77
\> ifconfig usb0 netmask 255.255.255.0
\> ifconfig usb0 broadcast 169.254.182.255
\> ifconfig usb0
\> ip addr show usb0
注 - ネットワークパラメータの構成は、個別に ifconfig コマンドを発行せずに、スクリプトに記述できます。ただし、ネットワークパラメータを構成するための実際のネットワークスクリプトは、Linux ソフトウェア配布によって異なる場合があります。このため、各 Linux ソフトウェア配布とともに通常提供されるネットワークスクリプトの例を参照するようにしてください。
Linux オペレーティングシステムを使用して IP ネットワークパラメータを構成する方法の詳細については、Linux オペレーティングシステムのドキュメントを参照してください。 |
Solaris |
管理対象サーバーのほとんどの Oracle Solaris オペレーティングシステムのインストールには、Ethernet-over-USB インタフェースのデバイスドライバが含まれています。このインタフェースのデバイスドライバが提供されていない場合は、Oracle Hardware Management Pack 2.1.0 以降のソフトウェア配布からこのドライバを抽出できます。
Solaris 固有の OS ドライバを管理パックから抽出する方法については、『Oracle Hardware Management Pack ユーザーズガイド』を参照してください。
Ethernet-over-USB インタフェースは、通常、Oracle Solaris オペレーティングシステムによって自動的に発見され、usbecm0 としてシステムに表示されます。ただし、このインタフェースの表示名は、Oracle Solaris ソフトウェア配布によって異なる場合があります。
次のコマンド行の命令は、usbecm0 に対応するホスト OS の相互接続にネットワークパラメータを構成する方法を示しています。
インタフェースを停止するには、次を入力します:
ifconfig usbecm0 down
接続をテストするには、Oracle Solaris ホストまたは SP 内部 USB Ethernet デバイスに対して ping を実行します。
ping <Oracle Solaris ホストの IPv4 アドレス>
ping <SP の Ethernet-over-USB インタフェースの IPv4 アドレス>
注 - ネットワークパラメータの構成は、ifconfig の手順を実行せずに、スクリプトに記述できます。ただし、ネットワークパラメータを構成するためのネットワークスクリプトは、厳密には各 Oracle Solaris ソフトウェア配布によって異なる場合があります。このため、各 Oracle Solaris ソフトウェア配布とともに通常提供されるネットワークスクリプトの例を参照するようにしてください。
Oracle Solaris オペレーティングシステムを使用してハードウェアデバイスの静的 IP アドレスを構成する方法については、Oracle Solaris オペレーティングシステムのドキュメントを参照してください。 |
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