Oracle® ILOM 構成および保守用管理者ガイドファームウェア Release 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

SPARC ホスト TPM 状態の設定

Oracle ILOM には、システム管理者がホスト SPARC サーバー上の Trusted Platform Module (TPM) 機能の状態を管理するために使用できる一連の Oracle Solaris TPM プロパティーが用意されています。TPM プロパティーは、Oracle ILOM の CLI または Web インタフェースから構成できます。構成可能な TPM プロパティー値の詳細は、次の表を参照してください。


注 - x86 サーバーの TPM プロパティーは、BIOS ユーティリティーで管理されます。x86 オペレーティングシステムの TPM プロパティーおよび要件の詳細は、Oracle x86 サーバーの管理ガイドを参照してください。
  • 表 76 ホスト SPARC サーバーの TPM プロパティー値

  • 表 77 レガシーホスト SPARC サーバーの TPM プロパティー値

表 76  ホスト SPARC サーバーの TPM プロパティー値
ユーザーインタフェースの構成可能なターゲットとユーザーの役割:
  • SP CLI: /HOST/tpm (または、/Servers/PDomains/PDomain_n/host/tpm)

  • Web: 「Host Management」>「TPM」>「TPM Settings」

  • ユーザーの役割: Reset and Host Control (r) の役割 (「TPM」プロパティーを変更するために必要)。

要件:
  • ホスト SPARC サーバーで、TPM をサポートする Oracle Solaris オペレーティングシステムのバージョンが実行されている必要があります。

  • Web インタフェースでの「TPM」プロパティーの変更を適用するには、「Save」をクリックする必要があります。

プロパティー
デフォルト値
説明
TPM
(mode=)
(forceclear=)
Disabled (「off」)
Mode = activated | deactivated | off (default); Forceclear= false (default) | true
  • Mode – 次のいずれかを設定します。

    • Activated – 次回のホスト電源投入イベントで SPARC サーバー上の TPM 状態を有効にします。

    • Deactivated – 次回のホスト電源投入イベントで SPARC サーバー上の TPM 状態を無効にします。

    • Off – SPARC サーバー上の TPM チップを無視します。

  • Forceclear – 次回のホスト電源投入イベントで SPARC サーバー上の TPM デバイスデータをクリアするには、「Forceclear」のプロパティーを「true」に設定し、「Mode」のプロパティーを「Activated」に設定します。

注 -  「Forceclear」プロパティーは、次回のホスト電源投入イベントのあとに自動的に「false」に設定されます。

TPM プロパティーを設定するための CLI 構文:
シングルサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set /HOST/tpm mode=[off|deactivated|activated] forceclear=false|true
マルチドメインサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set /Servers/PDomains/PDomain_n/HOST/tpm mode=[off|deactivated|activated] forceclear=false|true
表 77  レガシーホスト SPARC サーバーの TPM プロパティー値
ユーザーインタフェースの構成可能なターゲットとユーザーの役割:
  • SP CLI: /HOST/tpm

  • Web: 「Host Management」>「TPM」>「TPM Settings」

  • ユーザーの役割: Reset and Host Control (r) の役割 (「TPM」プロパティーを変更するために必要)。

要件:
  • ホスト SPARC サーバーで、TPM をサポートする Oracle Solaris オペレーティングシステムのバージョンが実行されている必要があります。

  • Web インタフェースでの「TPM」プロパティーの変更を適用するには、「Save」をクリックする必要があります。

プロパティー
デフォルト値
説明
TPM
(enable=)
(activate=)
(forceclear=)
Disabled (「false」)
Enable=false | true; Forceclear=false | true; Activate=false | true
次回のホスト電源投入イベントで SPARC サーバーの TPM デバイスを有効にするには、「Enable」と「Activate」のプロパティーを「true」に設定します。
SPARC サーバー上のすべての TPM デバイスデータを消去するには、「Enable」のプロパティーを「false」に設定し、「Forceclear」のプロパティーを「true」に設定します。

注 -  「Forceclear」プロパティーは、次回のホスト電源投入イベントのあとに自動的に「false」に設定されます。

TPM プロパティーを設定するための CLI 構文:
シングルサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set HOST/tpm enable=[true|false] activate=[true|false] forceclear=false|true

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