SPARC ホスト TPM 状態の設定
Oracle ILOM には、システム管理者がホスト SPARC サーバー上の Trusted Platform Module (TPM) 機能の状態を管理するために使用できる一連の Oracle Solaris TPM プロパティーが用意されています。TPM プロパティーは、Oracle ILOM の CLI または Web インタフェースから構成できます。構成可能な TPM プロパティー値の詳細は、次の表を参照してください。
注 - x86 サーバーの TPM プロパティーは、BIOS ユーティリティーで管理されます。x86 オペレーティングシステムの TPM プロパティーおよび要件の詳細は、Oracle x86 サーバーの管理ガイドを参照してください。
表 76 ホスト SPARC サーバーの TPM プロパティー値
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TPM
(mode=)
(forceclear=) |
Disabled (「off」) |
Mode = activated | deactivated | off (default); Forceclear= false (default) | true
注 -
「Forceclear」プロパティーは、次回のホスト電源投入イベントのあとに自動的に「false」に設定されます。
TPM プロパティーを設定するための CLI 構文:
シングルサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set /HOST/tpm mode=[off|deactivated|activated] forceclear=false|true
マルチドメインサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set /Servers/PDomains/PDomain_n/HOST/tpm mode=[off|deactivated|activated] forceclear=false|true
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表 77 レガシーホスト SPARC サーバーの TPM プロパティー値
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TPM
(enable=)
(activate=)
(forceclear=)
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Disabled (「false」)
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Enable=false | true; Forceclear=false | true; Activate=false | true
次回のホスト電源投入イベントで SPARC サーバーの TPM デバイスを有効にするには、「Enable」と「Activate」のプロパティーを「true」に設定します。
SPARC サーバー上のすべての TPM デバイスデータを消去するには、「Enable」のプロパティーを「false」に設定し、「Forceclear」のプロパティーを「true」に設定します。
注 -
「Forceclear」プロパティーは、次回のホスト電源投入イベントのあとに自動的に「false」に設定されます。
TPM プロパティーを設定するための CLI 構文:
シングルサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set HOST/tpm enable=[true|false] activate=[true|false] forceclear=false|true
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