Oracle ILOM 構成設定をバックアップする
システム管理者は、サーバー SP または CMM 上でアクティブに実行されている Oracle ILOM 構成ファイルのバックアップコピーを保存できます。バックアップ操作を開始すると、SP または CMM に対するすべての Oracle ILOM クライアントセッションが一時的に停止します。バックアップ操作が完了すると、停止したセッションは正常な状態に戻ります。通常、バックアップ操作が完了するには 2 - 3 分かかります。
始める前に
次の Oracle ILOM 構成バックアップ手順では、SP および CMM 用の Web と CLI の両方の手順を示します。
- Oracle ILOM 構成を XML ファイルにバックアップするには、次に示すいずれかの Oracle ILOM ユーザーインタフェースの手順を実行します。
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Web |
「ILOM Administration」>「Configuration Management」>「Backup/Restore」の順にクリックします。
「Operations」ボックスの「Backup」をクリックします。
「Transfer Method」ボックスをクリックし、Oracle ILOM 構成ファイルの転送方法を指定します。
各ファイル転送方法のプロパティーについては、表 14を参照してください。
バックアップ構成ファイルを暗号化するには、「Passphrase」テキストボックスにパスフレーズを入力し、「Confirm Passphrase」テキストボックスにパスフレーズを再入力します。指定したパスフレーズを使用してバックアップファイルが暗号化されます。
注 – 機密性のあるデータ (パスワード、SSH 鍵、証明書、LDom など) をバックアップするには、パスフレーズを指定する必要があります。パスフレーズの長さは、16 文字以上である必要があります。
「Run」をクリックしてバックアップ操作を開始します。
バックアップ操作を実行しているときは、Oracle ILOM SP または CMM に対するクライアントセッションが一時的に停止します。バックアップ操作が完了すると、セッションは正常な状態に戻ります。 |
CLI |
次の例のように、config CLI ターゲットに移動します:
cd /SP/config
cd /CMM/config
バックアップ構成ファイルを暗号化するには、次の例のように、passphrase プロパティーの値を設定します。
set passphrase=value
指定したパスフレーズを使用してバックアップファイルが暗号化されます。
注 – 機密性のあるデータ (パスワード、SSH 鍵、証明書、LDom など) をバックアップするには、パスフレーズを指定する必要があります。パスフレーズの長さは、16 文字以上である必要があります。
バックアップ操作を開始するには、/SP/config または /CMM/config ディレクトリ内から次のコマンドを入力します。例:
set dump_uri=transfer_method://username:password@ipaddress_or_hostname/directorypath/filename
ここで、transfer method には、tftp、ftp、sftp、scp、http、または https を指定できます。
各ファイル転送方法のプロパティーについては、表 14を参照してください。
例:
set dump_uri=scp://adminuser:userpswd@1.2.3.4/Backup/Lab9/SP123.config
バックアップ操作を実行しているときは、Oracle ILOM SP または CMM に対するクライアントセッションが一時的に停止します。バックアップ操作が完了すると、セッションは正常な状態に戻ります。
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