Oracle ILOM Storage Redirection CLI の起動およびストレージデバイスのリダイレクション
Oracle ILOM Storage Redirection CLI コンソールを起動して使用するには、次の手順を使用します。
始める前に
Storage Redirection CLI を起動し、ストレージデバイスをリダイレクトするには、次の手順を実行します。
- ストレージリダイレクションサービスを起動するには、次のいずれかを実行します。
- Oracle ILOM Web インタフェースからストレージリダイレクションサービスを次のように実行します。
- Oracle ILOM Web インタフェースで、「Remote Control」 > 「Redirection」 > 「Launch Service」の順にクリックします。
「Opening Jnlpgenerator-cli file」ダイアログボックスが表示されます。
- 「Opening Jnlpgenerator-cli」ダイアログボックスで、「Open it with」をクリックし、javaws (デフォルト) 32 ビット JDK ファイルを選択して、「OK」をクリックします。
- 「Security Warning」ダイアログボックスで、「Run」をクリックしてストレージリダイレクションサービスを起動します。
- ローカルクライアントシステム上でコマンドウィンドウまたは端末を開き、Oracle ILOM Storage Redirection CLI を起動します。
Oracle ILOM Storage Redirection CLI の起動手順については、手順 2 を参照してください。
- 次のように、コマンドウィンドウから (インストールされている) ストレージリダイレクションサービスを起動します。
- ローカルクライアントシステム上でコマンドウィンドウまたは端末を開きます。
例:
Windows システム:「スタート」メニューから「ファイル名を指定して実行」をクリックし、cmd と入力して「OK」をクリックします。
Oracle Solaris または Linux システム: デスクトップで端末ウィンドウを開きます。
- Jnlpgenerator-cli ファイルがインストールされている場所に移動し、javaws rconsole.jnlp コマンドを実行してサービスを起動します。
例:
cd jnlp_file_location/javaws rconsole.jnlp
- コマンドウィンドウまたは端末から Storage Redirection CLI コンソールを起動するには、使用しているシェルモードに応じて次のいずれかの手順を実行します。
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対話型シェルモード |
対話型モードは、一連の Storage Redirection コマンドを入力する必要がある場合に便利です。
対話型シェルモードを使用して Storage Redirection CLI を起動するには、これらの手順を実行します。
コマンド行インタフェースで、cd コマンドを使用して、ストレージリダイレクションクライアント (StorageRedir.jar) がインストールされているディレクトリに移動します。
例:
cd my_settings/storage_redirect_directory
次のコマンドを入力して、Storage Redirection CLI を起動します。
java -jar StorageRedir.jar
例:
C:\Documents and Settings\redirectstorage java -jar StorageRedir.jar
<storageredir> プロンプトが表示されます。
注 - Windows を使用している場合は、ターゲットディスクドライブに大文字を指定する必要があります。たとえば、ターゲットディスクドライブに割り当てられた文字が c: であった場合は、c: の代わりに C: を指定する必要があります。
ヒント - java の前と、-jar の前後にスペースを 1 つだけ入力します。そうしないと、java -jar StorageRedir.jar コマンドが失敗します。
関連情報:
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非対話型シェルモード |
非対話型モードは、バッチ手続きまたはスクリプトを実行する必要がある場合に役立ちます。
非対話型シェルモードを使用して Storage Redirection CLI コンソールを起動するには、次の手順を実行します。
コマンド行インタフェースで、シェルプロンプト ($) に Storage Redirection CLI を起動するコマンド (java -jar StorageRedir.jar) を入力します。
例:
$ java -jar StorageRedir.jar
注 – JAVA_HOME 環境が構成されていない場合は、Java バイナリへのフルパスを使用しなければいけないことがあります。たとえば、JDK パッケージを /home/user_name/jdk の下にインストールした場合は、「/home/user_name/jdk/bin/java -jar ...」のように入力します。
Storage Redirection CLI の起動に失敗すると、エラー状況を示す詳細なエラーメッセージが表示されます。それ以外の場合、Storage Redirection CLI はユーザー入力を受け付ける準備ができています。
注 - ローカルのコマンドウィンドウまたは端末からストレージリダイレクションコマンド (-jar StorageRedir.jar) を発行することによって、複数の Storage Redirection CLI コンソールを起動できます。
ヒント - -jar の前後にスペースを 1 つだけ入力します。そうしないと、java -jar StorageRedir.jar コマンドが失敗します。
関連情報:
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- ストレージリダイレクションサービスが実行されていることを確認するには、次のコマンドを入力します。
test-service
リダイレクションサービスが成功したか失敗したかを示すメッセージが表示されます。
コマンドの説明とシェルモードの構文については、次のトピックを参照してください。
- ストレージリダイレクションを起動するには、次の start コマンドに続けて、リダイレクションデバイスの種類、デバイスへのパス、リモート SP のユーザー名とパスワード、およびリモート SP の IP アドレスに関するサブコマンドとプロパティーを入力します。
例:
注 - 次の例に示されているコマンドは、1 つの連続した文字列として入力するようにしてください。
start -r redir_type -t redir_type_path -u remote_username [-s remote_user_password] [-p non_default_storageredir_port] remote_SP_IP
コマンドの説明とシェルモードの構文については、次のトピックを参照してください。
- アクティブなストレージリダイレクションを表示するには、list コマンドに続けて、デフォルト以外のストレージリダイレクションポート (存在する場合) とリモートホストサーバー SP の IP アドレスに関するサブコマンドとプロパティーを入力します。
例:
list [-p non_default _storageredir_port] remote_SP
コマンドの説明とシェルモードの構文については、次のトピックを参照してください。
- ストレージデバイスのリダイレクションを停止するには、stop コマンドに続けて、ストレージデバイスの種類、リモート SP のユーザー名とパスワード、ストレージリダイレクションポート、およびリモートホストサーバー SP の IP アドレスに関するコマンドとプロパティーを入力します。
例:
stop -r redir_type -u remote_username [-s remote_user_password] [-p non_defult_storageredir_port] [-a yes/no] remote_SP
コマンドの説明とシェルモードの構文については、次のトピックを参照してください。
- コマンド行のヘルプを表示するには、次のコマンドを入力します。
help
コマンドの構文と使用法に関する次の情報が表示されます。
使用法: |
list [-p storageredir_port] [remote_SP]
start -r redir_type -t redir_type_path -u remote_username [-s remote_user_password][-a yes/no][-p storageredir_port] remote_SP stop -r redir_type -u remote_username [-s remote_user_password] [-a yes/no] [-p storageredir_port] remote_SP
stop-service [-p storageredir_port]
test-service [-p storageredir_port]
help
version
quit
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