CMM の「Blade Slot Grant Limit」プロパティーを設定する
始める前に
Oracle ILOM CMM ファームウェアバージョン 3.1.1 以降が必要です。
Oracle ILOM で「Blade Slot Grant Limit」プロパティーを変更するには Admin (a) の役割が必要です。
「Blade Slot Grant Limit」プロパティーは、CMM が CPU ブレードサーバーに許容する消費電力の量を制御します。デフォルトでは、「Blade Slot Grant Limit」は 1200 ワットに設定されています (最大ブレードスロット電力制限)。
システム管理者は、デフォルトのブレードスロット許可制限 (1200 ワット) を受け入れるか変更するかを選択できます。ただし、許可制限のプロパティーは CMM によってすでに許可されているブレードスロットの電力 (ワット数、許可電力) よりも少なく設定してはいけません。「Blade Slot Grant Limit」を 0 に設定すると、取り付けられている CPU ブレードサーバーの電源を投入できなくなります。
注 - 「Blade Slot Grant Limit」は取り付けられているストレージブレードサーバーからは無視されます。ストレージブレードサーバーには自動的に送電されます。
この手順では、Web および CLI CMM の両方の手順について説明します。
- CMM の「Blade Slot Grant Limit」プロパティーを設定するには、次の Oracle ILOM インタフェースの手順のいずれかを実行します:
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Web |
「Power Management」 > 「Allocation」の順にクリックします。
「Power Grants」テーブルで、CPU ブレードサーバーの横のラジオボタンをクリックし、「Edit」をクリックします。
注。ストレージブレードサーバーは、「Ignored Auto-Powered blade」として表に表示されます。ストレージブレードサーバーでは、「Blade Slot Grant Limit」プロパティーは無視されます。
「Edit」ダイアログで、次のいずれかの「Blade Slot Grant Limit」オプションを有効にします。
Slot Maximum (デフォルトは 1200 ワット) - 有効にすると、CMM はリクエスト元の CPU ブレードサーバーに対して最大 1200 ワットの電力を許可できます。
または
Custom - 有効にする場合は、CMM がリクエスト元の CPU ブレードサーバーに許可できる許容電力のワット数を入力します。電力のワット数は、CMM によってすでに許可されているブレードスロットへの電力のワット数 (許可電力) よりも少なくてはいけません。電力のワット数を 0 に設定すると、取り付けられている CPU ブレードサーバーの電源を投入できなくなります。
「Save」をクリックして変更を適用します。 |
CLI |
次を入力します:
set /CMM/powermgmt/powerconf/bladeslots/BLn grant_limit=watts
ここでは:
n – 取り付けられている CPU ブレードサーバーのブレードスロット番号を入力します。
watts – CMM がリクエスト元の CPU ブレードサーバーに許可できる許容電力のワット数を入力します。電力のワット数は、CMM によってすでに許可されているブレードスロットへの電力のワット数 (許可電力) よりも少なくてはいけません。電力のワット数を 0 に設定すると、取り付けられている CPU ブレードサーバーの電源を投入できなくなります。
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