Oracle® ILOM 構成および保守用管理者ガイドファームウェア Release 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

ストレージリダイレクションコマンドおよびオプション

表 58  ストレージリダイレクションコマンド
コマンド名
説明
java -jar StorageRedir.jar
java -jar コマンドは、コマンドウィンドウまたは端末からストレージリダイレクションクライアント (StorageRedir.jar) を起動するために使用されます。
storageredir
storagedir コマンドは、すべてのストレージリダイレクション操作を実行します。
表 59  ストレージリダイレクションコマンドのオプション
オプション名
説明
- h
-h コマンドオプションは、コマンド行のヘルプ情報を表示します。
- v
-v コマンドオプションは、Java コマンドのバージョン情報を表示します。
表 60  ストレージリダイレクションサブコマンド
サブコマンド名
説明
list
list サブコマンドは、1 つまたはすべてのリモート SP で現在アクティブなストレージリダイレクションのリストを提供します。
構文の使用例:
storageredir list [-p storageredir_port] [remote_SP]
start
start サブコマンドは、ローカルホストとリモートホストサーバーの間の指定されたリダイレクションを呼び出します。認証パスワードを入力しないと、システムがパスワードを要求します。
構文の使用例:
storageredir start -r redir_type -t redir_type_path -u remote_username [-s remote_user_password] [-p storageredir_port] remote_SP

注 - リモートサーバーのストレージデバイスのリダイレクションを開始するには、有効な Admin (a) または Console (c) の役割のアカウントを Oracle ILOM で指定する必要があります。

stop
stop サブコマンドは、ローカルホストとリモートホストサーバーの間の指定されたリダイレクションを停止します。認証パスワードを入力しないと、システムがパスワードを要求します。
構文の使用例:
storageredir stop -r redir_type -u remote_username [-s remote_user_password] [-p storageredir_port] remote_SP

注 - リモートサーバーのストレージデバイスのリダイレクションを停止するには、有効な Admin (a) または Console (c) の役割のアカウントを Oracle ILOM で指定する必要があります。

test-service
test-service サブコマンドは、Storage Redirection サービスの接続がローカルホストでアクティブになっているかどうかを確認します。
構文の使用例:
storageredir test-service [-p storageredir_port]
stop-service
stop-service サブコマンドは、リモートホストサーバーへのストレージリダイレクションサービスの接続を停止します。
構文の使用例:
storageredir stop-service [-p storageredir_port]
表 61  ストレージリダイレクションサブコマンドのオプション
サブコマンドオプション名
説明
-r redir_type
-r redir_type は、リダイレクト対象のストレージメディアの種類を識別します。
redir_type の有効なデバイス値は、次のとおりです。
  • CD-ROM デバイス 構文: -r cdrom

  • CD-ROM イメージ: 構文: -r cdrom_img

  • フロッピーデバイス: 構文: -r floppy

  • フロッピーイメージ: 構文: -r floppy_img

-t redir_type_path
-t redir_type_path は、ストレージリダイレクションメディアが格納またはマウントされている場所へのフルパスを識別します。
構文の使用例:
-t /home/username/JRC_Test_Images/CDROM.iso
-u remote_username
-u remote_username は、Oracle ILOM SP へのログインに必要なユーザー名を識別します。
構文の使用例:
-u john_smith

注 - Oracle ILOM で有効なユーザーアカウントはすべて、ローカルシステムで Storage Redirection サービスまたはクライアントをインストールまたは起動できます。ただし、リモートサーバー上のストレージデバイスのリダイレクションを開始または停止するには、有効な Admin (a) または Console (c) の役割が Oracle ILOM で必要です。

-s remote_user_password
-s remote_user_password は、Oracle ILOM SP へのログインに必要なパスワードを識別します。
構文の使用例:
-s my_password
このパスワードサブコマンドがコマンド行で指定されていない場合、システムは自動的にその入力を要求します。
-s yes/no
-s yes/no オプションは、サーバーセキュリティー証明書がストレージリダイレクションサービスによって信頼されない場合、その証明書を受け入れるようストレージリダイレクションサービスに指示します。このオプションが指定されていないときに証明書が信頼されない場合、システムは自動的にその入力を要求します。
Oracle ファームウェア 3.2.5.3 の時点では、-s yes/no オプションは Start および Stop サブコマンドを発行するときに適用されます。
構文の使用例:
-s yes
または
-s no
-p storageredir_port
-p storageredir_port は、ローカルホスト上のストレージリダイレクション通信ポートを識別します。提供されているデフォルトポートは 2121 です。
構文の使用例:
-p 2121