Oracle® ILOM 構成および保守用管理者ガイドファームウェア Release 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

Oracle ILOM SP の相互接続プロパティー

次の表は、Oracle ILOM の CLI (ターゲット: /network/interconnect) および Oracle ILOM の Web インタフェース (「ILOM Administration」 > 「Connectivity」 > 「Local Host Interconnect」 > 「Configure」) に表示される SP の「Local Host Interconnect」プロパティーについて説明しています。

表 2  Oracle ILOM SP の相互接続プロパティー
プロパティー
デフォルト値
説明
Host Managed
(hostmanaged=true|false)
Enabled (true)
「Host Managed」プロパティーは、デフォルトでは、ホスト OS と Oracle ILOM SP 間のローカル相互接続の管理接続を Oracle Hardware Management Pack ソフトウェアが自動構成できる状態で出荷されます。
Oracle Hardware Management Pack ソフトウェアがローカル相互接続の接続を自動構成しないようにして、ホスト OS と Oracle ILOM SP 間の接続ポイントを手動で構成するには、「Host Managed」プロパティーの値を無効 (false) に設定する必要があります。
- Ethernet-over-USB インタフェースが使用されないようにするには、Oracle ILOM で「Host Managed」プロパティーおよび「Local Host Interconnect」の state プロパティーの両方を disabled (false) にする必要があります。
State
(state=disabled|enabled)
Disabled
Oracle ILOM の「Local Host Interconnect」プロパティーの state は、デフォルトでは disabled に設定されます。
ホスト OS と Oracle ILOM SP 間の Ethernet-over-USB 接続ポイントを手動で構成することを選択した場合は、このプロパティーの値に enabled を設定する必要があります。
IP Address
(pendingipaddress=)
169.254.182.7
Oracle ILOM では、Oracle ILOM SP の Ethernet-over-USB 接続ポイントに対して、事前構成されたルーティングの宛先とならない IPv4 アドレスがデフォルトで用意されています。
通常、事前構成された IP アドレス (169.254.182.76) は、ネットワークでこのアドレスに競合が存在する場合を除き、変更する必要はありません。
Netmask Address
(pendingipnetmask=)
255.255.255.0
Oracle ILOM では、Oracle ILOM SP の Ethernet-over-USB 接続ポイントに対して、事前構成された IPv4 ネットマスクアドレスがデフォルトで用意されています。
通常、事前構成された IPv4 ネットマスク (255.255.255.0) アドレスは、ネットワークでこのアドレスに競合が存在する場合を除き、変更する必要はありません。
Save
(commitpending=true|false)
Oracle ILOM SP の Ethernet-over-USB 接続ポイントの IP アドレスまたはネットマスクアドレスへの変更は、その変更が CLI でコミットされるか、Web インタフェースで保存されるまで、保留中とみなされます。
Service Processor MAC Address (spmacaddress=)
読み取り専用
読み取り専用の「Service Processor MAC Address」プロパティーには、Oracle ILOM SP に割り当てられている MAC アドレスが表示されます。
Host MAC Address (hostmacaddress=)
読み取り専用
読み取り専用の「Host MAC Address」プロパティーには、管理対象サーバーに割り当てられている MAC アドレスが表示されます。また、これは、ほとんどのオペレーティングシステムが内部 Ethernet-over-USB インタフェースを認識する方法を表しています。
Connection Type
読み取り専用
この読み取り専用の「Connection Type」プロパティーは、接続タイプが内部 USB Ethernet であることを示します。
CLI の help コマンド
/network/interconnect CLI ターゲットの下に表示される構成可能なプロパティーまたは構成できないプロパティーの追加情報を参照するには、help コマンドに続けてプロパティー名を入力します。
構文: help /SP|CMM/network/interconnect property_name
例: help /SP/network/interconnect hostmanaged