管理対象サーバーに現在インストールされている Solaris Miniroot パッケージを管理するには、Oracle ILOM の「Miniroot」プロパティーを使用します。たとえば、Oracle ILOM から、管理対象サーバーにインストールされている Solaris Miniroot パッケージのバージョンを表示できます。サービスプロセッサ (SP) に新しい Solaris Miniroot パッケージをアップロードし、それをホストサーバーに接続すると、管理対象サーバー上の Solaris Miniroot パッケージを回復することもできます。
始める前に
SP に新しいバージョンの Solaris Miniroot パッケージをロードするには、Admin (a) 役割が必要です。
1) SPARC M7 シリーズサーバー、2) SPARC T7 シリーズサーバー、3) それ以降の SPARC シリーズサーバーのいずれかに、Oracle ILOM ファームウェアリリース 3.2.5.5 以降がインストールされている必要があります。
Miniroot 機能は、Solaris Miniroot イメージが事前にインストールされた SPARC サーバーにのみ適用されます。
ホストサーバーに新しい miniroot.iso ファイルを自動的に接続するには、「Remote Control」>「Host Storage Device」ページで「Mode」プロパティーを「Miniroot」に設定する必要があります。
Oracle ILOM で「Host Management」>「Keyswitch」プロパティーを「Normal」に設定する必要があります。それ以外の場合は、「KeySwitch」プロパティーを「Locked」に設定すると、「Miniroot」ページ上の「Load」ボタンが無効になります。
「System Management Miniroot」プロパティーには、アクティブな SP からアクセスできます。ホストストレージリダイレクションモードは、「Host Storage Device」ページ (または host_storage_device CLI ターゲット) で設定されます。
Solaris Miniroot イメージを更新する方法については、Solaris のドキュメントでフォールバック Miniroot イメージの更新方法に関する手順 (http://idg-base.us.oracle.com/knn/libraries/E53394/E53394_01/html/E54742/gplct.html) を参照してください。
Oracle ILOM SP の Web インタフェースから Solaris Miniroot パッケージを管理するには、次の手順に従います。
「Miniroot」ページに、管理対象サーバーにインストールされている Solaris Miniroot パッケージのバージョンが表示されます。
「Remote Control」>「Host Storage Device」ページで「Mode」プロパティーを変更する手順については、「More details ...」リンクをクリックします。
「Miniroot Update」ページが表示されます。
アップロードが完了し、SP をリセットする必要がないことを示す確認メッセージが表示されます。新しくアップロードされた Solaris miniroot.iso ファイルは、自動的に管理対象サーバー上のホストに接続されます。