サーバー SP から構成できる電源投入および冷却ポリシー
システム管理者はオプションで、サーバー SP からシステム管理ポリシーを設定し、ブート時の電源投入ポリシーと電源切断ポリシー、およびシステムコンポーネントの冷却ポリシーを制御できます。
デフォルトでは、すべてのシステム管理ポリシーは、Oracle ILOM SP で無効にされています。サーバー SP から構成できるシステム管理ポリシーのプロパティーの説明については、次の表を参照してください。
注 -
このセクションで説明するポリシーはサーバー固有であるため、システムごとに異なる可能性があります。追加ポリシーの詳細は、使用しているサーバーに付属するドキュメントを参照してください。
表 84 構成可能なサーバー SP の電源投入および冷却ポリシー
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Auto-Power-On Host on Boot
(HOST_AUTO_POWER_ON=)
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Disabled (デフォルト) |Enabled
ブート時にホストサーバーのオペレーティングシステムの電源を自動的に入れる場合は、このポリシーを有効にします。
注 -
このポリシーを有効にすると、「Set host power to last power state policy」のポリシーが自動的に無効になります (有効にされていた場合)。
注 -
一部の x86 および SPARC サーバーでは、HOST_AUTO_POWER_ON プロパティーを構成できません。
「Auto-Power-On-Host on Boot」の CLI 構文
set /SP/policy HOST_AUTO_POWER_ON=enabled|disabled
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Set Host to Last Power State on Boot
(HOST_LAST_POWER_STATE=)
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Disabled (デフォルト) |Enabled
ブート時に、ホストサーバーの電源状態を最後に認識された状態に設定するには、このポリシーを有効にします。
注 -
このポリシーを有効にすると、「Auto power-on host policy」のポリシーが自動的に無効になります (有効にされていた場合)。
注 -
一部の x86 および SPARC サーバーでは、HOST_LAST_POWER_STATE プロパティーを構成できません。
「Set Host to Last Power State on Boot」の CLI 構文
set /SP/policy HOST_LAST_POWER_STATE=enabled|disabled
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Set to Delay Host Power On
(SPARC サーバーのみ)
(HOST_POWER_ON_DELAY=)
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Disabled (デフォルト) |Enabled
ブート時に、ホストオペレーティングシステムの電源投入を遅延するには、Oracle SPARC サーバーでこのポリシーを有効にします。
「Set to Delay Power On」の CLI 構文:
set /SP/policy HOST_POWER_ON_DELAY=enabled|disabled
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Set Low Line AC Override Mode Policy (x86 サーバーのみ)
(LOW_LINE_AC_OVERRIDE_MODE=)
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Disabled (デフォルト) |Enabled
「Low Line AC Override」ポリシーによって、4 CPU システムで低電圧 (110 ボルト) 電力を特殊なテストシナリオで使用できるかどうかが決定されます。電源ユニット (PSU) ごとの電力容量は、低電圧で約 1000 ワットです。4 CPU システムの電力は 1000 ワットを超える場合があるため、この設定を有効にすると PSU の冗長性が失われます。
注 -
一部の x86 サーバーでは、LOW_LINE_AC_OVERRIDE_MODE プロパティーを構成できません。
「Set Enhanced PCIe Cooling Mode」の CLI 構文:
set /SP/policy LOW_LINE_AC_OVERRIDE_MODE=enabled|disabled
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Set Enhanced PCIe Cooling Mode (x86 サーバーのみ)
(ENHANCED_PCIE_COOLING_MODE=)
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Disabled (デフォルト) |Enabled
低い動作温度の要件を満たすようにするには、Oracle x86 サーバーの PCEI カードシステムで、このポリシーを有効にします。
PCIe クールダウンポリシーモードを有効にすると、要求された温度範囲内で PCIe カードが動作するために、シャーシの出力温度センサーのしきい値を低くするように Oracle ILOM に指示されます。
注 -
一部の x86 サーバーでは、ENHANCED_PCIE_COOLING_MODE プロパティーを構成できません。
「Set Enhanced PCIe Cooling Mode」の CLI 構文:
set /SP/policy ENHANCED_PCIE_COOLING_MODE=enabled|disabled
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Enable a Cooldown Period Before Host Shuts Down (SPARC サーバーのみ)
(HOST_COOLDOWN=)
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Disabled (デフォルト) |Enabled
ホストサーバーの電源切断時にクールダウンモードに入るようにするには、SPARC サーバーでこのプロパティーを有効にします。クールダウンモードでは、ユーザーに危険を及ぼさないために、特定のコンポーネントが最低温度より低い状態であることをモニタリングするように、Oracle ILOM に指示されます。サーバーのサブコンポーネントが最低温度より低くなると、サーバーの電源が切断されるか、処理が完了するまでに 4 分を超えた場合は、ホストの電源が切断されます。
「Enable Cool Down Period Before Host Shuts Down」の CLI 構文:
set /SP/policy HOST_COOLDOWN=enabled|disabled
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