Oracle ILOM リモートシステムコンソールを使用するための要件
Oracle ILOM リモートシステムコンソールをはじめて使用する前に、次の要件が満たされている必要があります。
表 55 Oracle ILOM リモートシステムコンソールを使用するための要件
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ファームウェア |
Oracle ILOM リモートシステムコンソールは、Oracle ILOM 3.0.x または Oracle ILOM 3.1.x で出荷されたか、Oracle ILOM 3.0.x または Oracle ILOM 3.1.x から Oracle ILOM 3.2.1 以降にアップグレードされたすべてのサーバーで使用できます。 |
KVMS の設定 |
キーボード、ビデオ、およびマウスのリダイレクション動作に関する SP のローカルクライアントプロパティーを構成します。
KVMS のデフォルト:
State: Enabled、Mouse Mode: Absolute、Display Quality: YUV420、Lock Mode: Disabled
関連情報:
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Java Runtime Environment |
ローカルクライアントシステムに Java Runtime Environment (1.5 以降) がインストールされている必要があります。最新の Java Runtime Environment をダウンロードするには、 http://java.com にアクセスしてください。
注 -
サーバー上で Java 7 以前が実行されている場合、Oracle ILOM リモートシステムコンソールでは TLSv1.1 または TLSv1.2 がサポートされません。SP 上で TLSv1.1 または 1.2 が必要な場合は、Java 8 をインストールしてください。そうでない場合、Java 7 以前を実行しているときは TLSv1.0 のみを有効にしてください。
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必要な JDK および Web ブラウザ |
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ビデオリダイレクション用の 32 ビット JDK の登録 |
ビデオリダイレクション用に Oracle ILOM リモートシステムコンソールを使用する前に、32 ビット JDK Java Plug-in がローカルクライアントの Web ブラウザに登録されている必要があります。
関連情報:
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ユーザーロールとホストサーバーのユーザー資格 |
Oracle ILOM で KVMS サービスの「State」を変更するには、Admin (a) ロールが必要です。
Oracle ILOM で KVMS のプロパティー (「State」プロパティーを除く) を変更したり、Oracle ILOM リモートシステムコンソールを起動したりするには、Console (c) の役割が必要です。
リダイレクトされたホストサーバーにアクセスするには、ホストサーバーユーザー資格が必要です。
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ビデオリダイレクションとシリアルリダイレクションの使用 |
Oracle ILOM リモートシステムコンソールを起動すると、ユーザーは次のいずれかのリダイレクション方法を使用してリモート KVMS セッションを開始できます。
シリアルリダイレクション (Oracle SPARC サーバーのみ) – このオプションは、Oracle SPARC サーバー SP でのみ使用できます。有効にすると、Oracle ILOM にシリアルホストサーバーリダイレクション用のテキストベースコンソールが表示されます。
ビデオリダイレクション – このオプションは、Oracle の CMM、x86 サーバー SP、および SPARC サーバー SP で使用できます。このオプションでは、ビデオがリダイレクトされるホストサーバー用の GUI ベースコンソールが表示されます。
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必要な TCP/IP 通信ポート |
Oracle ILOM リモートシステムコンソールは、デフォルトで次の TCP/IP 通信ポートを使用します。
ポート: 5120 (CD リダイレクション用)
ポート: 5123 (フロッピーリダイレクション用)
ポート: 5556 (ユーザー認証リダイレクション用)
ポート: 7578 (ビデオリダイレクション用)
ポート: 7579 (Oracle SPARC サーバーリダイレクション用のみ)
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