Oracle ILOM には、次のリモート KVMS コンソールのいずれかが付属しています。
Oracle ILOM リモートシステムコンソール (元のバージョン) – この Oracle ILOM KVMS コンソールには、GUI ベースのリモートシステムコンソール機能およびテキストベースのストレージリダイレクション CLI 機能が含まれます。これらの Oracle ILOM リモートシステムコンソール機能はどちらも、Oracle ILOM 3.0.x から 3.1.x、または Oracle ILOM 3.1.x から 3.2.1 以降にアップグレードされた Oracle の Sun サーバーすべてで使用できます。
Oracle ILOM リモートシステムコンソールや Oracle ILOM ストレージリダイレクション CLI 機能の設定方法および使用方法の詳細は、Using the Oracle ILOM Remote System Console or Storage Redirection CLIを参照してください。
Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラス (以降のバージョン) – この Oracle ILOM KVMS コンソールには、元のバージョンと同様のグラフィックリモートシステムコンソールが含まれますが、ストレージリダイレクション CLI 機能は含まれません。
Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスは、Oracle ILOM 3.2.1 以降が付属するすべての新規リリース Sun システムで使用できます。
Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラス機能の設定方法および使用方法の詳細は、Using the Oracle ILOM Remote System Console Plusを参照してください。
ホスト OS シリアルリダイレクション – Oracle ILOM には、Oracle ILOM リモートシステムコンソールおよびリモートシステムコンソールプラスのシリアルリダイレクションオプションに加え、Oracle ILOM CLI からホストサーバーオペレーティングシステムへのシリアルリダイレクションセッションを起動する機能があります。
Oracle ILOM CLI からホストシリアルリダイレクションセッションを開始または停止する方法の詳細は、Establishing a Host Serial Console Session to the Server を参照してください。
ホストストレージリダイレクション – Oracle ILOM のホストストレージリダイレクション機能では、中央の NFS または SAMBA リポジトリからホストサーバーにストレージイメージをリダイレクトする機能がサポートされています。さらに、Oracle ILOM 3.2.4 ファームウェアリリース以降では、システム管理者がホストストレージリダイレクション機能を使用して、サーバー上の Solaris の現在のバージョンを表示したり、別の Solaris パッケージをホストサーバーにアップロードすることでホストサーバー上の Solaris イメージを回復したりすることもできます。詳細は、Redirecting an Image File From a Storage Device to the Host Serverを参照してください。