Oracle® ILOM 構成および保守用管理者ガイドファームウェア Release 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

KVMS のメニューオプション

メニューオプション
説明
Storage
「Storage」オプションが選択されていると、「Storage Device」ダイアログボックスが表示されます。
ストレージメディア使用時の考慮事項
  • Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスアプリケーションが、メディアデバイスを排他的に制御できる必要があります。クライアント上のほかのプロセスまたはアプリケーションは、メディアデバイスをアクセス、使用、またはプローブできません。メディアデバイスをリダイレクトしようとしているときに、そのメディアデバイスをほかのプロセスまたはアプリケーションが使用している場合、「Unable to open the drive exclusively」というメッセージが表示されます。その場合、ほかのプロセスが終了するまで待ってから、ストレージデバイスのリダイレクトを試みる必要があります。

  • サポートされるストレージメディアには、物理光学式ドライブ (CD/DVD)、物理フロッピードライブ、および ISO イメージ (シングルセッション DVD ISO を含む) が含まれます。また、USB フロッピードライブおよび USB メモリースティックはサポートされます。

  • 物理 (または ISO) CD または DVD の容量はメディアが許可する大きさまでです (CD は最大 600 MB、DVD は 4.7 GB)。フロッピーディスクの容量は 1.44 MB までです。

  • 自動検出されたストレージデバイスのリダイレクションを成功させるには、1) デバイス内にブート可能メディアが存在すること、および 2) リダイレクトされたストレージデバイスを排他的に制御するためのホストクライアント上の管理者 (Windows) または root (Linux) 権限が有効になっていることが必要です。

  • リダイレクション中にストレージメディアを物理的に取り出すことはできません。リダイレクトされたメディアを変更するには、リダイレクトされたデバイスを切断してから、「Storage Device」ダイアログで別のストレージリダイレクションを確立する必要があります。

  • Linux クライアントでは、複数の ISO イメージはホストオペレーティングシステム上に自動マウントされません。こうした場合には、リダイレクションの開始時に ISO イメージを手動でマウントし、リダイレクトの停止時に手動でマウント解除する必要があります。

  • フロッピーディスクを変更する場合、フロッピーを取り出したあと 5 秒以上待ってから新しいフロッピーを挿入してください。そうしないと、新たに挿入したフロッピーの内容ではなく、取り出したフロッピーの内容が表示されます。

  • 配布メディア (CD や DVD など) からソフトウェアをインストールする場合は、ローカルクライアントのリダイレクトされたドライブにメディアが挿入されていることを確認してください。

  • ISO DVD イメージからソフトウェアをインストールする場合は、ISO DVD イメージがローカルクライアントまたはネットワーク共有ファイルシステムに保存されていることを確認してください。

USB メディア使用時の考慮事項
  • RHEL 4.8 32 ビットクライアントで 8 GB NTFS メモリースティックをリダイレクトする場合、クライアントシステムが 8 GB NTFS メモリースティックの検出とロードにいくらか時間がかかることがあります。

  • Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスアプリケーションが、USB デバイスに対するフルコントロールを持っている必要があります。デバイスをリダイレクトしようとしているときに、クライアント上のほかのプロセスまたはアプリケーションがそのデバイスをアクセス、使用、またはプローブすることはできません。

    たとえば、Windows 7 クライアントで実行されている McAfee Endpoint プロセスや、Oracle Solaris クライアントで実行されている Hardware Access Layer Daemon (HALD) プロセスなどのアクティブなプロセスが、Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスがストレージデバイスへの排他的アクセスを取得することを妨げる場合があります。これが発生した場合、Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスがデバイスに排他的にアクセスできるように、ほかのプロセスを無効に (停止) することが必要になる可能性があります。

  • Windows クライアントユーザーは、ローカル USB デバイスのフルコントロールを取得するために管理者としてログインする必要があります。

  • SLES11SP1 クライアント上で「Storage Device」ダイアログを使用する前に、コマンド行を使用して USB メモリースティックをマウントするか、または USB メモリースティックのマウントポイントを削除するようにしてください。

  • Linux クライアントから USB メモリースティックをリダイレクトする場合、USB メモリースティックはサポートされているブート可能デバイスではありません。

仮想キーボード
「Virtual Keyboard」オプションにより、「Virtual Keyboard」ダイアログボックスが開きます。デフォルトでは、仮想キーボードの言語は英語です。言語は「Preference」メニューで変更できます (Preference Menu Optionsを参照)。
仮想キーボード使用時の考慮事項
  • Lock キーが有効になっていると、Shift、Alt、Ctrl、Context、および Windows の特殊キーが有効になります。特殊キーを解放するには、Lock キーを無効にしてください。

Turn Local Monitor On
- または -
Turn Local Monitor Off
「Turn Local Monitor On」および「Turn Local Monitor Off」オプションは、サーバーに接続されたローカルモニターの表示を制御します。デフォルトでは、ローカルモニターオプションは有効 (オン) です。
Take Full-Control
- または -
Relinquish Full-Control
次のオプションは、複数のユーザーによるフルコントロールモードと表示専用モードの切り替えを可能にします。
  • Take Full-Control – 有効な場合、このオプションにより表示専用ユーザーはリモートキーボード、マウス、およびリモートストレージメディア (該当する場合) に対するフルコントロールを取得できます。接続中の別のプライマリユーザーがいる場合、もう一方のプライマリユーザーは強制的に表示専用モードになります。

  • Relinquish Full-Control – 有効な場合、このオプションによりプライマリユーザーはフルコントロールモードから表示専用モードに切り替えることができます。

注 - ストレージメディアのリダイレクト中にフルコントロールが放棄されるか、取り上げられると、アクティブなストレージメディアリダイレクションセッションおよびキーボードとマウスのセッション制御は自動的に切断されます。

Exit
「Exit」オプションは、Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスセッションを閉じます。