Oracle® ILOM 構成および保守用管理者ガイドファームウェア Release 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

ユーザーの役割によってバックアップまたは復元される構成設定が決まる

セキュリティー上の理由から、XML 構成ファイルをバックアップまたは復元するときに使用するユーザーアカウントに現在割り当てられているユーザーの役割権限によって、バックアップまたは復元操作にどの程度の構成が含まれるかが決まります。

XML ファイル内のすべての構成設定がバックアップまたは復元されるようにするには、完全なユーザーの役割権限が必要です。したがって、バックアップおよび復元操作を実行するシステム管理者は、Administrator (administrator) プロファイルの役割を割り当ててもらうか、または次のユーザーの役割をすべて割り当ててもらうようにしてください:

  • Admin (a)

  • User Management (u)

  • Console (c)

  • Reset and Host Control (r)

  • Read Only (o)

十分な権限がないユーザーアカウントを使用してバックアップおよび復元操作を実行すると、構成設定の一部がバックアップまたは復元されないことがあります。ユーザー権限不足のためにバックアップまたは復元されない構成プロパティーごとに、Oracle ILOM イベントログにログエントリが作成されます。

Oracle ILOM のユーザー役割について説明したリストについては、表 10を参照してください。ユーザー役割を割り当てる手順については、Configuring Local User Accounts を参照してください。

Oracle ILOM によって記録されたイベントの表示およびフィルタリングの詳細は、Managing Oracle ILOM Log Entries in Oracle ILOM User’s Guide for System Monitoring and Diagnostics Firmware Release 3.2.xを参照してください。