Oracle® ILOM 構成および保守用管理者ガイドファームウェア Release 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

サーバーまたはブレードシステムシャーシへのホスト電源の制御

Oracle ILOM には、システム管理者がホストサーバーまたはブレードシャーシシステムの電源状態を制御するために使用できる一連のパラメータが用意されています。

システム管理者は、Oracle ILOM の CLI または Web インタフェースから電源制御コマンドを発行できます。各電源制御コマンドの詳細は、次の表を参照してください。


注 -  Oracle マルチドメインサーバーシステムの場合は、個々のサーバードメインの電源状態を制御できます。
表 64  ホスト管理対象デバイス用のリモート電源制御コマンド
ユーザーインタフェースの構成可能なターゲットとユーザーの役割:
  • CLI: [command] /System (またはマルチドメインサーバーの場合: [command] /Servers/PDomains/PDomain_n/HOST)

  • Web: 「Host Management」>「Power Control」

  • ユーザー役割: Admin (a) の役割

要件:
  • Web インタフェースで選択した電源オプションを適用するには、「Save」をクリックする必要があります。

Web
CLI
該当する対象:
説明
Reset
  • x86 SP: reset /System

  • SPARC: reset -force /System

  • 任意の管理対象サーバー

「Reset」は、システムコンポーネント (ディスクドライブなど) に適用される電源を維持しながら管理対象サーバーの電源を再投入することを表明するために使用します。
Graceful Reset
  • reset /System

  • SPARC 管理対象サーバーのみ

「Graceful Reset」は、ホストオペレーティングシステムを正常にシャットダウンしてから管理対象サーバーの電源を再投入するために使用します。
Immediate Power Off
  • stop -force /System

  • 任意の管理対象サーバーまたはブレードシステムシャーシ

「Immediate Power Off」は、管理対象デバイスへの電源を直接停止するために使用します。
Graceful Shutdown and Power Off
  • stop /System

  • 任意の管理対象サーバーまたはブレードシステムシャーシ

「Graceful Shutdown and Power Off」は、管理対象デバイスへの電源を停止する前にホストオペレーティングシステムを正常にシャットダウンするために使用します。
Power On
  • start /System

  • 任意の管理対象サーバーまたはブレードシステムシャーシ

「Power On」は、管理対象デバイスの電源を完全に投入するために使用します。
Power Cycle
  • stop /System

  • start /System

  • 任意の管理対象サーバー

「Power Cycle」は、すべてのシステムコンポーネントへのシステム電源を切断してから、すべてのシステムコンポーネントの電源を完全に投入するために使用します。

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