ローカルクライアントの KVMS 設定の構成
始める前に
Oracle ILOM で KVM の「State」プロパティーを変更するには、Administrator (a) の役割権限が有効になっている必要があります。
Oracle ILOM で「Host Lock Settings」を変更するには、Console (c) の役割権限が有効になっている必要があります。
「Mouse Mode」のプロパティーは、ファームウェアリリース 3.2.2 以降の Oracle ILOM で構成できます。
注 -
Oracle ILOM ファームウェアバージョン 3.2.1 を実行しているサーバーの場合、Oracle ILOM はホストサーバーのハードウェア構成に基づいて、適用可能なマウスモードを自動的に設定します。
- Oracle ILOM でサーバー SP の KVMS 設定にアクセスするには、次を実行します。
- Web - 「Remote Console」 > 「KVMS」 > 「KVMS Settings」の順にクリックします。
- CLI - 次を入力します。
show /SP/services/kvms
- 必要に応じて次の KVMS プロパティーを変更します。
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State
(servicestate=) |
Enabled |
リダイレクション用の KVMS サービスの「State」はデフォルトで有効になっています。
Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスを使用するには、この「State」プロパティーが有効になっている必要があります。「State」プロパティーを無効にすると、Oracle ILOM リモートシステムコンソールプラスを使用できなくなります。
「KVMS Service State」の CLI 構文:
set /SP/services/kvms servicestate=enabled|disabled |
Maximum Session Count
(max_session_count=) |
4 |
4 (default) |3|2|1
「Maximum Session Count」プロパティーを使用すると、サーバー SP から起動されるビデオリダイレクションセッションの表示が許可されたユーザーの数を制御できます。「Maximum Session Count」プロパティーは、ファームウェアリリース 3.2.4 時点の Oracle ILOM で使用できます。
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Mouse Mode (mousemode=) |
Absolute |
Absolute |Relative
Oracle ILOM ファームウェアバージョン 3.2.2 の時点では、Oracle ILOM の「Mouse Mode」プロパティーはデフォルトで「Absolute」に設定されます。
Windows、Oracle Solaris、または「Absolute」マウスモードをサポートするドライバを含むバージョンの Linux を実行しているすべてのホストサーバーでは、「Absolute」モードが推奨されます。「Absolute」マウスモードをサポートするマウスドライバを含まない Linux バージョンをリモートホストが実行している場合は、「Relative」マウスモードを使用してください。
注 - プライマリユーザーが SP でリモートシステムコンソールセッションを開いているときにマウスモードが変更された場合、プライマリセッションユーザーが、1) セッションウィンドウの「KVMS」メニューを使用してセッションのフルコントロールを放棄 (「Relinquish Full-Control」) し、セッションのフルコントロールを取得 (「Take Full-Control」) するか、2) セッションウィンドウを終了して再起動するかのいずれかを行うまで、変更は有効になりません。クライアント上のマウスモードを変更するこれらのアクションを行うと、SP 上のアクティブなストレージリダイレクションセッションが停止します。
マウスモード用の CLI 構文
set /SP/services/kvms mousemode=absolute|relative |
Host Lock Mode
(lockmode=) |
Disabled |
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- 変更を適用するには、「KVMS Settings」ページで「Save」をクリックします。