DCU 割り当ての表示および DCU-SPP のフェイルオーバーの管理

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始める前に

アクティブおよびスタンバイ DCU-SPM 割り当ての役割を変更するには、Admin (a) の役割が必要です。
DCU の健全性状態については、DCU Status Statesを参照してください。
制御している SPM の構成を変更すると、DCU によって割り当てられたホストと Oracle ILOM の間の通信が中断されることがあります。これが発生すると、DCU ホスト上のアクティブな KVMS セッションはすべて自動的に切断されます。

注 - すべての SPARC M シリーズサーバーが DCU-SPP 構成の SPM 冗長性をサポートしているわけではありません。

すべての DCU 割り当ての全般的な健全性、または DCU 上の制御している SPM を表示するには、次のいずれかを実行します。
- Web: アクティブな SP Web インタフェースから、「System Information」>「DCUs」の順にクリックします。
  DCU テーブルで、DCU の場所、ホスト DCU 割り当て、および健全性の詳細を表示します。SPM 冗長性をサポートするサーバーの場合は、DCU システムアクティビティーを管理するためにアクティブに割り当てられた SPM を表示します。
  
  - または --
- CLI: アクティブな SP CLI から、「show /System/DCUs/DCU_n」と入力します。
  次の DCU プロパティーを表示します。health = location = host_assigned =
  
  サポートされている場合は、割り当てられた DCU の制御している SPM のプロパティーを表示します。sp_name = /SYS/SPPn/SPMn
  
  DCU ターゲットに示されているプロパティーの詳細を表示するには、「help /System/DCUs/DCU_n」と入力します。
DCU の制御している SPM の役割を変更するには、次のいずれかを実行します。
- Web: 「System Information」>「DCUs」ページで、次を実行します。
  1. DCU テーブルで、DCU 割り当てを選択したあと、「Actions」リストから「Graceful Failover」(DCU-SPM 割り当てのネゴシエーションを実行します) または「Forceful Failover」(DCU-SPM 割り当てを強制的に変更します) を選択します。
  2. 「Apply」をクリックします。
    
    フェイルオーバー操作を続行することを確認するプロンプトが表示された場合。続行するには「Yes」をクリックします。それ以外の場合は「No」をクリックします。
  - または --
- CLI: 「set /Systems/DCUs/DCU_n initiate_sp_failover = true|force」と入力します。
  
  ここで、true は DCU SPM 割り当てのネゴシエーションを正常に行い、force は DCU-SPM 割り当てを強制的に変更します。
  
  フェイルオーバー操作を続行することを確認するプロンプトが表示された場合。続行するには「y」と入力します。それ以外の場合は、「n」と入力します。

DCU ステータスの状態

論理 DCU ホスト構成の可能性のある健全性ステータスの状態の一覧については、次の表を参照してください。

表 80 DCU 健全性ステータスの定義

健全性ステータス	定義
OK	DCU 割り当ては正常に動作しています。
Unknown	Oracle ILOM は、DCU 健全性ステータス、割り当て、またはサブコンポーネントの詳細を表示できません。
Service Required	Oracle ILOM は、シャーシコンポーネントに問題を検出しました。この問題を解決するには、保守アクションが必要です。「Open Problems」ページを参照し、解決のためのナレッジベース URL を表示します。
Warning	Oracle ILOM は、DCU 割り当てにマイナーな問題を検出しました。警告メッセージにもかかわらず、DCU 割り当ては正常に機能しています。この情報メッセージは無視しても問題ありません。