デフォルトで有効にされる事前構成されたユーザーアカウント
Oracle ILOM は、事前構成された管理者ユーザーアカウント (root)、およびパスワード復旧のためのユーザーアカウント (default) が設定された状態で出荷されます。これらのアカウントの使用法については、次の表を参照してください。
表 6 デフォルトで有効にされるローカルユーザーアカウント
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root |
ユーザー名: root
パスワード: changeme
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Oracle ILOM の root ユーザーアカウントは、すべての Oracle ILOM インタフェース Oracle ILOM の Web インタフェース、CLI シェル、ローカルのシリアルコンソール、および IPMI。 で利用できる永続的なローカルユーザーアカウントです (永続的な root ユーザーアカウントを削除することを選択した場合は除きます)。
組み込みの管理権限 – root アカウントには、Oracle ILOM のすべての機能やコマンドに対して組み込みの管理権限 (読み取りおよび書き込み) があります。
推奨されるセキュリティー対策 – 管理対象サーバーまたは CMM に対して承認されていないアクセスが行われないようにするには、次のいずれかを行うようにしてください。
各 Oracle ILOM サービスプロセッサ (SP) またはシャーシモニタリングモジュール (CMM) に指定されている root のデフォルトのパスワード (changeme) を変更します。
または
Oracle ILOM SP および Oracle ILOM CMM に指定されている事前構成された root アカウントを削除します。
事前構成された root アカウントを削除する前に、root アカウントを、ユーザーが構成できるローカルユーザーアカウントまたはディレクトリサービス (LDAP、Active Directory など) に置き換える必要があります。
注。root アカウントのパスワードに changeme (デフォルトのパスワード) が設定されている場合は、ログイン時に CLI に警告メッセージが表示され、Web インタフェースページの上部にも警告メッセージが表示されます。 |
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default |
ユーザー名: default
パスワード: defaultpassword
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Oracle ILOM に指定されている事前構成された default ユーザーアカウントは、パスワードの復元に限定されています。
ローカルのシリアルコンソールでの使用のみ – 事前構成された default ユーザーアカウントは、ローカルのシリアル接続からのみ使用できます。また、サーバーまたは CMM のある場所に実際にいること (物理的プレゼンス) を証明できる必要があります。
使用シナリオ– root アカウントを、ユーザーが構成できるアカウントに置き換える前に Oracle ILOM で root アカウントを削除した場合は、default アカウントを使用して Oracle にログインし、通常の Oracle ILOM コマンドを使用して、新しいアカウントを作成できます。
関連情報:
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