Oracle® ILOM 構成および保守用管理者ガイドファームウェア Release 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

デフォルトで有効にされる事前構成されたユーザーアカウント

Oracle ILOM は、事前構成された管理者ユーザーアカウント (root)、およびパスワード復旧のためのユーザーアカウント (default) が設定された状態で出荷されます。これらのアカウントの使用法については、次の表を参照してください。

表 6  デフォルトで有効にされるローカルユーザーアカウント
事前構成済みユーザーアカウント
デフォルトのログインプロパティー
説明
変更する場合の参照先:
root
  • ユーザー名: root

  • パスワード: changeme

Oracle ILOM の root ユーザーアカウントは、すべての Oracle ILOM インタフェース

Oracle ILOM の Web インタフェース、CLI シェル、ローカルのシリアルコンソール、および IPMI。

で利用できる永続的なローカルユーザーアカウントです (永続的な root ユーザーアカウントを削除することを選択した場合は除きます)。
組み込みの管理権限root アカウントには、Oracle ILOM のすべての機能やコマンドに対して組み込みの管理権限 (読み取りおよび書き込み) があります。
推奨されるセキュリティー対策 管理対象サーバーまたは CMM に対して承認されていないアクセスが行われないようにするには、次のいずれかを行うようにしてください。
  • 各 Oracle ILOM サービスプロセッサ (SP) またはシャーシモニタリングモジュール (CMM) に指定されている root のデフォルトのパスワード (changeme) を変更します。

    または

  • Oracle ILOM SP および Oracle ILOM CMM に指定されている事前構成された root アカウントを削除します。

    事前構成された root アカウントを削除する前に、root アカウントを、ユーザーが構成できるローカルユーザーアカウントまたはディレクトリサービス (LDAP、Active Directory など) に置き換える必要があります。

注。root アカウントのパスワードに changeme (デフォルトのパスワード) が設定されている場合は、ログイン時に CLI に警告メッセージが表示され、Web インタフェースページの上部にも警告メッセージが表示されます。
default
  • ユーザー名: default

  • パスワード: defaultpassword

Oracle ILOM に指定されている事前構成された default ユーザーアカウントは、パスワードの復元に限定されています。
ローカルのシリアルコンソールでの使用のみ – 事前構成された default ユーザーアカウントは、ローカルのシリアル接続からのみ使用できます。また、サーバーまたは CMM のある場所に実際にいること (物理的プレゼンス) を証明できる必要があります。
使用シナリオ– root アカウントを、ユーザーが構成できるアカウントに置き換える前に Oracle ILOM で root アカウントを削除した場合は、default アカウントを使用して Oracle にログインし、通常の Oracle ILOM コマンドを使用して、新しいアカウントを作成できます。
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