SPARC ホストドメインの管理
Oracle ILOM には、システム管理者がホスト SPARC サーバーに現在設定されている論理ドメイン構成を表示したり、自動ブートおよびブートゲストのホストドメインプロパティーを設定したりするために使用できる一連のホストドメインプロパティーが用意されています。
Oracle ILOM のホストドメインプロパティーは、Oracle ILOM の CLI および Web インタフェースから表示および構成できます。これらのプロパティーの詳細は、次の表を参照してください。
表 73 ホスト SPARC サーバーで検出された論理ドメイン構成の表示
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Domain Configurations (読み取り専用) |
Oracle ILOM には、ホストオペレーティングシステム上で検出された論理ドメイン構成の一覧が表示されます。
Oracle は、検出された論理ドメイン構成を非揮発性メモリーに保存し、変更が発生したときにその一覧を更新します。 |
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表 74 ホスト SPARC サーバーの構成可能なホストドメインプロパティー
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Auto-Run
(auto-boot=) |
Enabled |
Enabled |Disabled
「Auto-Run」のプロパティーが有効になっていると、次回のドメインリセットのあとに auto-boot の OpenBoot 設定が適用されます。
「Auto-Run」のプロパティーが無効になっていると、自動ブートが回避され、次回のドメインリセット時に OpenBoot OK プロンプトでホストの制御ドメインが停止します。
ホストドメインの「Auto-Run」の CLI 構文:
シングルサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set /HOST/domain/control auto-boot=enabled|disabled
マルチドメインサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set /Servers/PDomains/PDomain_n/HOST/domain/control auto-boot=enabled|disabled |
Boot Guests
(boot_guests=) |
Enabled |
Enabled |Disabled
「Boot Guests」のプロパティーが有効になっていると、Oracle ILOM は、サーバーの次回の電源投入またはリセット時にゲストドメインをブートします。
「Boot Guests」のプロパティーが無効になっていると、構成されたゲストドメインは、サーバーの次回の電源投入またはリセット時にブートしなくなります。
注 -
boot_guests プロパティーは、サーバーリセットのあとに自動的に「Enabled」(デフォルトのプロパティー) に戻ります。
ホストドメインの「Boot Guests」の CLI 構文:
シングルサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set /HOST/domain/control boot_guests=enabled|disabled
マルチドメインサーバー SP の場合は、次のように入力します。
set /Servers/PDomains/PDomain_n/HOST/domain/control boot_guests=enabled|disabled |
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