Oracle® ILOM 構成および保守用管理者ガイドファームウェア Release 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

管理サービスおよびネットワークのデフォルトのプロパティー

サーバーを配備するプロセスを簡単にするために、Oracle ILOM はほとんどの管理サービスポートおよび標準のネットワーク接続プロパティーが有効になるように事前構成された状態で出荷されます。ただし、セキュリティーを最大化して、Oracle ILOM への承認されていないアクセスを防ぐには、必要のない管理サービスポートのプロパティーを無効にするようにしてください。


注 - Oracle ILOM のデフォルトのプロパティーは、Oracle ILOM に対して管理接続を確立したあとにユーザーが構成できます。
  • 表 3 デフォルトで有効にされる管理サービス

  • 表 4 デフォルトで有効にされるネットワーク接続プロパティー

表 3  デフォルトで有効にされる管理サービス
管理アクセス
デフォルトのプロパティー
サービスポート
構成可能なプロパティーを変更する場合の参照先
Web サーバー: モード
  • HTTP 接続を HTTPS にリダイレクトする

80
Web サーバー: 状態
  • HTTPS、有効

443
Web サーバー: SSL
  • SSLv3 および TLSv1 を有効にする

  • デフォルトの SSL 証明書

  • デフォルトの SSL 自己署名非公開鍵

-
IPMI: 状態
  • Enabled

623
- セキュリティーのレベルを高めるため、Oracle ILOM IPMI クライアントでは IPMI 2.0 モードをサポートし、常にこのモードで動作するようにしてください。
SNMP: 状態
  • SNMPv3、有効

161
シングルサインオン
  • Enabled

11626
Secure Shell (SSH)
  • Enabled

  • RSA 鍵および DSA 鍵を生成する

22
リモート KVMS リダイレクション (ビデオ、キーボード、マウス、およびストレージ)
  • Enabled

5120-5123、5555、5556、7578、7579
サービスタグ

サーバーを識別し、Oracle サービスソリューションと統合できるようにする Oracle の検索プロトコル。

  • Enabled

6481
「service tag」プロパティーを変更するには、次を入力します。
set /SP/services/servicetag state=enabled|disabled

注 - Oracle ILOM によって使用されるデフォルトのネットワークポートの完全なリストについては、Default Network Ports Used by Oracle ILOMを参照してください。
表 4  デフォルトで有効にされるネットワーク接続プロパティー
ネットワーク接続プロパティー
デフォルト値
構成可能なプロパティーを変更する場合の参照先:
Network: State
  • Enabled

IPv4: Mode
  • DHCP、enabled

IPv6: State
  • Enabled

IPv6: Mode
  • Auto-Config、Stateless

Management Port:
  • Dedicated Network Management (MGMT)

Local Host Interconnect
  • Host Utilities Managed: Enabled

  • State: Disabled

DNS
  • Auto DNS via DHCP、Enabled

Serial Port
  • Owner: Service Processor

  • Baud Rate: 9600

  • Host Flow Control: None

User Authentication

LDAP、RADIUS、および Active Directory の state プロパティーは、デフォルトで無効になります。

  • Root のユーザーアカウント: root

  • Root のパスワード: changeme

  • 許可されるローカルアカウント: 最大 10 個のユーザーアカウントをユーザーが構成できる

  • シングルサインオン: リモート KVMS および CMM ブレードのナビゲーション (ドリルダウン) が有効になる。