システム識別情報の割り当て
Oracle ILOM には、使用している環境で特定の管理対象デバイスを識別するのに役立つ一連の構成可能なプロパティーが用意されています。システム管理者は、これらのパラメータを使用して管理対象デバイスの物理的な場所、管理対象デバイスの連絡先、および管理対象デバイスに割り当てられたホスト名を一意に識別できます。システム識別構成の詳細は、次の表を参照してください。
表 49 デバイス識別の構成プロパティー
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Host Name
(hostname=) |
なし |
「Host Name」は、定義した場合、コンピュータネットワークに接続されている管理対象デバイスの識別に役立ちます。
「Host Name」のプロパティー値には、最大 60 文字まで含めることができます。先頭には英字を使用します。また、使用できる文字は英数字、ハイフン、およびアンダースコアのみです。
「Host Name」の CLI 構文:
set /SP|CMM hostname=value |
System Identifier
(/system_identifier=) |
なし |
「System Identifier」は、定義した場合、SNMP トラップのペイロード要素内にある管理対象デバイスの識別に役立ちます。
「System Identifier」のプロパティー値には、標準的なキーボードの任意のキー (引用符を除く) を使用して最大 60 文字まで含めることができます。
このプロパティーは、サーバー SP と CMM の両方で構成可能です。
「System Identifier」の CLI 構文:
set /SP|CMM system_identifier=value |
System Contact
(/system_contact=) |
なし |
「System Contact」は、定義した場合、管理対象デバイスの連絡先、たとえばそのデバイスに責任を負う個人の名前や電子メールアドレスなどを識別するのに役立ちます。
「System Contact」のプロパティー値には、標準的なキーボードの任意のキー (引用符を除く) を使用したテキスト文字列を使用できます。
「System Contact」の CLI 構文:
set /SP|CMM system_contact=value |
System Location
(/system_location=) |
なし |
「System Location」は、定義した場合、ラック識別子やデータセンターの場所といった管理対象デバイスの物理的な場所を識別するのに役立ちます。
「system location」のプロパティー値には、標準的なキーボードの任意のキー (引用符を除く) を使用したテキスト文字列を使用できます。
「System Location」の CLI 構文:
set /SP|CMM system_location=value |
Physical Presence Check
(/check_physical_ presence=) |
Enabled |
「Physical Presence Check」は、事前構成された Oracle ILOM の root アカウントパスワードを復元するための動作に影響します。
Enabled (true) - 有効の場合、デフォルトの Oracle ILOM パスワードを復元するには物理システムの「Locator」ボタンを押す必要があります。
注 - 一部の Oracle サーバーでは、物理的プレゼンスが「Locator」ボタンと異なる方法で示されます。 Disabled (false) - 無効の場合、デフォルトの Oracle ILOM 管理者パスワードは、物理システムの「Locator」ボタンを押すことなくリセットできます。
「Physical Presence Check」の CLI 構文:
set /SP|CMM check_physical_presence=true|false
関連トピック:
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Save Button (Web のみ) |
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Web インタフェース – 「Identification」ページで行われた変更を有効にするには、Oracle ILOM で保存する必要があります。 |
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