CMM 電源装置冗長性ポリシーを設定する
始める前に
Oracle ILOM CMM ファームウェアバージョン 3.1.1 以降が必要です。
電源装置冗長性ポリシーをサポートするには、ブレードシステムシャーシ内に少なくとも 2 台の電源ユニット (PSU) が最初に取り付けられている必要があります。
注 - Sun Blade 6000 PSU には 2 つの電源サイドがあります。Sun Blade 6048 PSU には 3 つの電源サイドがあります。システム管理者は、システム管理ポリシーの軽負荷効率モード (LLEM) を有効にすることで一方の PSU の電源を切断できます。LLEM は、冗長 PSU と非冗長 PSU の両方をサポートしています。
Oracle ILOM で CMM 許可制限のプロパティーを変更するには Admin (a) の役割が必要です。
電源装置冗長性ポリシーは、PSU の障害に備えて CMM が各 PSU から蓄えておく電力量を制御します。Oracle ILOM のデフォルトでは、CMM 電源装置ポリシーは各 PSU から半分の電力 (N+N) を蓄えておくよう設定されています。ブレードシャーシ内で PSU に障害が発生した場合、CMM はシャーシシステムコンポーネントへの電力損失を防ぐために残りの PSU から蓄えられた電力を割り当てます。
システム管理者は、デフォルトの電源装置冗長性ポリシー (N+N) を受け入れるか無効にするかを選択できます。
注 - PSU の冗長性ポリシーが変更された場合、この変更は CMM が CPU ブレードサーバーに割り当てることができる電力のワット数に影響します。たとえば、冗長性ポリシーが有効の場合 (N+N)、CMM は許容ピーク電力を PSU が提供できるワット数から蓄えておく分を引いたワット数に再調整します。冗長性ポリシーが無効の場合に PSU に障害が発生すると、CMM は許容ピークシステム電力のワット数を削減します。許容ピークシステムワット数が削減されてすでに割り当てられている電力のワット数を下回った場合、システム管理者はシャーシ電力の割り当てを削減するために CPU ブレードサーバーの電源を切断する手順を実行するようにしてください。
この手順では、Web および CLI CMM の両方の手順について説明します。
- CMM 電源装置冗長性ポリシーを設定するには、次のいずれかの Oracle ILOM インタフェースの手順を実行します:
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Web |
「Power Management」 > 「Redundancy」の順にクリックします。
次のいずれかの電源冗長性ポリシーを有効にします。
N+N (デフォルト) – 有効にすると、CMM が各シャーシ PSU から電源冗長性のために電力の半分を蓄えておきます。
または
None – 有効にすると、冗長 PSU のポリシー構成は無効になります。
「Save」をクリックして変更を適用します。 |
CLI |
次を入力します:
set /CMM/powermgmt redundancy=redundancy|none
ここでは:
redundancy (デフォルト) – 設定すると、CMM が各シャーシ PSU から電源冗長性のために電力の半分を蓄えておきます。
none – 設定すると、冗長 PSU のポリシー構成は無効になります。
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