ホストサーバーデスクトップをセキュリティー保護するためのロックモードの設定 (オプション)
Oracle ILOM には、リモート KVMS セッションが切断されるたびにホストサーバーデスクトップをロックするオプションが用意されています。この機能により、KVMS セッションユーザーがホストサーバーデスクトップからログアウトする前にセッションを閉じると、以降の KVMS セッションユーザーは確実に、システムへのアクセスを取得するために自分のユーザー資格を入力するよう求められます。
ロックモードオプションや、Oracle ILOM でロックモードを構成するための手順については、次のトピックを参照してください。
表 63 構成可能なホストサーバーロックオプション
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Windows
(lockmode=windows) |
「Windows Lock Mode」設定は、Microsoft Windows オペレーティングシステムを実行しているホストサーバーで構成できます。
ホストロックモードプロパティーを「Windows」に設定すると、Oracle ILOM は Windows オペレーティングシステムのデスクトップをロックする標準の Windows キーボードショートカット (Ctrl + Alt + Del) キーと連係して機能します。 |
Custom
(lockmode=custom) |
「Custom」ロックモード設定は、Ctrl+Alt+Del キーシーケンスを使用しない Oracle Solaris オペレーティングシステム、Linux ベースのオペレーティングシステム、または Microsoft Windows オペレーティングシステムを実行しているホストサーバーで構成できます。
Oracle ILOM でホストロックモードプロパティーを「Custom」に設定すると、Oracle ILOM は次のキーシーケンスを使用したデスクトップのロックをサポートします。
Oracle Solaris または Linux ベースのオペレーティングシステムでサポートされているカスタムキーシーケンス。Oracle ILOM で「Custom」ロックモード設定を有効にする前に、ホストオペレーティングシステム上でカスタムキーシーケンスを定義する必要があります。カスタムキーシーケンスを作成する手順については、オペレーティングシステムベンダーのドキュメントを参照してください。
Windows でサポートされているカスタムキーシーケンス (Windows ロゴキー + L キーボードショートカットなど)。Oracle ILOM の「Custom」ロックモード設定では、デスクトップをロックする標準の Windows キーボードショートカット (Ctrl + Alt + Del) キーはサポートされません。
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Disabled
(lockmode=disabled) |
ホストロックモードプロパティーを「Disabled」 (デフォルト) に設定すると、Oracle ILOM はリモート KVMS セッションの終了時にホストサーバーのデスクトップを自動的にロックしません。 |
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