Oracle® ILOM 構成および保守用管理者ガイドファームウェア Release 3.2.x

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更新: 2015 年 10 月
 
 

ホストサーバーデスクトップをセキュリティー保護するためのロックモードの設定 (オプション)

Oracle ILOM には、リモート KVMS セッションが切断されるたびにホストサーバーデスクトップをロックするオプションが用意されています。この機能により、KVMS セッションユーザーがホストサーバーデスクトップからログアウトする前にセッションを閉じると、以降の KVMS セッションユーザーは確実に、システムへのアクセスを取得するために自分のユーザー資格を入力するよう求められます。

ロックモードオプションや、Oracle ILOM でロックモードを構成するための手順については、次のトピックを参照してください。

表 63  構成可能なホストサーバーロックオプション
ロックモードプロパティー設定
説明
Windows
(lockmode=windows)
「Windows Lock Mode」設定は、Microsoft Windows オペレーティングシステムを実行しているホストサーバーで構成できます。
ホストロックモードプロパティーを「Windows」に設定すると、Oracle ILOM は Windows オペレーティングシステムのデスクトップをロックする標準の Windows キーボードショートカット (Ctrl + Alt + Del) キーと連係して機能します。
Custom
(lockmode=custom)
「Custom」ロックモード設定は、Ctrl+Alt+Del キーシーケンスを使用しない Oracle Solaris オペレーティングシステム、Linux ベースのオペレーティングシステム、または Microsoft Windows オペレーティングシステムを実行しているホストサーバーで構成できます。
Oracle ILOM でホストロックモードプロパティーを「Custom」に設定すると、Oracle ILOM は次のキーシーケンスを使用したデスクトップのロックをサポートします。
  • Oracle Solaris または Linux ベースのオペレーティングシステムでサポートされているカスタムキーシーケンス。Oracle ILOM で「Custom」ロックモード設定を有効にする前に、ホストオペレーティングシステム上でカスタムキーシーケンスを定義する必要があります。カスタムキーシーケンスを作成する手順については、オペレーティングシステムベンダーのドキュメントを参照してください。

  • Windows でサポートされているカスタムキーシーケンス (Windows ロゴキー + L キーボードショートカットなど)。Oracle ILOM の「Custom」ロックモード設定では、デスクトップをロックする標準の Windows キーボードショートカット (Ctrl + Alt + Del) キーはサポートされません。

Disabled
(lockmode=disabled)
ホストロックモードプロパティーを「Disabled」 (デフォルト) に設定すると、Oracle ILOM はリモート KVMS セッションの終了時にホストサーバーのデスクトップを自動的にロックしません。