始める前に
この手順は、Oracle ILOM サーバー SP または CMM へのローカルまたはネットワーク管理接続が確立されていることを前提としています。Oracle ILOM への物理ローカルまたはネットワーク接続を確立する方法については、Connect to Oracle ILOMを参照してください。
Oracle ILOM は、IPv4 DHCP および IPv6 ステートレスのデフォルトネットワーク設定で出荷されます。
IPv4 のネットワークプロパティーが DHCP に設定されているときは、SP または CMM は DHCP IPv4 サーバーから受信した DHCP 通知メッセージを使用して DHCP IP アドレスを自動的に構成します。
IPv6 の自動構成プロパティーが「Stateless」に構成されているときは、SP または CMM は IPv6 ルーター通知メッセージを使用して動的アドレスを自動的に構成します。さらに、SP または CMM はルーティングできない Link-Local IPv6 アドレスを常に生成します (ローカルサブネットから到達可能になります)。
Oracle ILOM でネットワーク設定を変更するには、Admin (a) 役割権限が必要です。
CLI または Web インタフェースを使用するか SNMP クライアントを使用することで、サーバー SP または CMM ネットワーク設定を Oracle ILOM で変更できます。CMM または SNMP クライアントからこのタスクを実行する手順については、これらの手順のあとの「関連情報」セクションを参照してください。
サーバー SP でデフォルトネットワーク設定を変更するには、次のいずれかを実行します:
サーバー SP でデフォルトネットワーク設定を変更する - Web による手順 1
サーバー SP でデフォルトネットワーク設定を変更する - CLI による手順 2
「sysid」が「DHCP Client ID」として指定されている場合、DHCP クライアント (ILOM SP) は固有のシステム識別ラベル (構成されている場合) を使用して DHCP アドレスを DHCP サーバーから 取得します。「None」が「DHCP Client ID」として指定されている場合、DHCP クライアント (ILOM SP) はシステム MAC アドレスを使用して DHCP アドレスを取得します。
->set /SP/network dhcp_clientid=sysid
「sysid」が「DHCP Client ID」として指定されている場合、DHCP クライアント (ILOM SP) は固有のシステム識別ラベル (構成されている場合) を使用して DHCP アドレスを DHCP サーバーから 取得します。「none」が「DHCP Client ID」として指定されている場合、DHCP クライアント (ILOM SP) はシステム MAC アドレスを使用して DHCP アドレスを取得します。
-> set /SP/network pendingipdiscovery=static
-> set /SP/network pendingipaddress=<IPv4_address>
-> set /SP/network pendingipgateway=<gateway_address>
-> set /SP/network pendingipnetmask=<netmask_address>
<property value> には、stateless stateless_only、dhcpv6_stateless、dhcpv6_stateful、または disable のいずれかにできます。
例: -> set pendingipdiscovery=fec0:a:8:b7:214:4fff:feca:5f7e/64
-> set commitpending=true