Oracle® ILOM スタートガイドファームウェア Release 3.2.x

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更新: 2015 年 5 月
 
 

SPARC の電力管理ポリシーを設定する

始める前に

  • disabled 電力ポリシーを使用すると、SPARC サーバーは許可されている使用可能なすべての電力を消費し、最高速度で動作できます。

  • performance 電力ポリシーを使用すると、システム内の未使用のアイドルコンポーネントがより低速で動作するか、またはスリープ状態に移行できるため、パフォーマンスにほとんど影響を与えずに電力を節約できます。

  • elastic 電力ポリシーを使用すると、SPARC サーバーはコンポーネントの現在の電源要件に適応できます。

    たとえば、elastic 電力ポリシーが有効になっていると、Oracle ILOM はサーバーコンポーネントを低速またはスリープ状態に移行したり、その状態から解除したりすることによって、相対的な電力使用率を (サーバーのワークロードが変動した場合でも) 常に 70% に維持します。

  • SPARC サーバーの電力ポリシー設定を変更するには、Oracle ILOM の Administrator (a) 役割権限が必要です。

  • SPARC サーバーの電力ポリシーは、Web インタフェース、CLI、または SNMP インタフェースから管理できます。SNMP クライアントからこれらのタスクを実行する手順については、これらの手順のあとの「関連情報」セクションを参照してください。

CLI または Web インタフェースから SPARC サーバーの電力ポリシーを設定するには、次の手順のいずれかを実行します。

  • SPARC の電力ポリシーを設定する - Web による手順 1

  • SPARC の電力ポリシーを設定する - CLI による手順 2

  1. SPARC の電力ポリシーを変更する - Web による手順
    1. SPARC サーバー SP Web インタフェースから電力ポリシープロパティーを表示するには、「Power Management」 > 「Settings」をクリックします。

      「Power Management」ページが表示されます。

    2. SPARC 管理対象デバイスの電力ポリシーで設定されているプロパティー値を変更するには、PerformanceElastic、または Disabled のいずれかのオプションを選択します。
    3. 「Save」をクリックして、「Power Policy」設定を保存します。
  2. SPARC の電力ポリシーを変更する - CLI による手順
    1. SPARC サーバー SP CLI から電力ポリシープロパティーを表示するには、次のように入力します。

      -> show /SP/powermgmt policy

    2. SPARC サーバーの電力ポリシーに設定されているプロパティー値を変更するには、次のように入力します。

      -> set /SP/powermgmt policy=performance|elastic

      performance|elastic の値が表示されたら、performanceelastic、または disabled のいずれかを入力します。

      プロンプトが表示されたら、アクションを確定する場合は y と入力し、アクションを取り消す場合は n と入力します。

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