ルーターまたはロードバランサとしての Oracle® Solaris 11.2 システムの構成

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更新: 2014 年 9 月
 
 
第 3 章

仮想ルーター冗長プロトコルの使用

ネットワークの信頼性を高める方法の 1 つは、ネットワーク内の重要なコンポーネントのバックアップを提供することです。Oracle Solaris では、高可用性を実現するために、仮想ルーター冗長プロトコル (VRRP) の使用を構成および管理する管理ルーツが用意されています。VRRP は、RFC 5798 に指定されているインターネット標準プロトコルです。

Oracle Solaris 11.2 では、独自のレイヤー 3 VRRP により、IPMP および InfiniBand インタフェース経由の VRRP ルーターの作成をサポートし、ゾーンの VRRP の既存のサポートを拡張します。


注 -  この章を通して、レイヤー 2 VRRP (L2 VRRP) の用語のすべての参照は、特にインターネット標準 VRRP を指し、レイヤー 3 VRRP (L3 VRRP) の用語のすべての参照は、独自の Oracle Solaris レイヤー 3 VRRP を指します。

この章では、Oracle Solaris のレイヤー 2 VRRP および独自のレイヤー 3 VRRP の概要について説明します。