ルーターまたはロードバランサとしての Oracle® Solaris 11.2 システムの構成

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更新: 2014 年 9 月
 
 

NAT 接続テーブルの表示

ilbadm show-nat コマンドを使用して、NAT 接続テーブルを表示します。このコマンドを連続して実行する場合、要素の相対的は位置は重要ではありません。たとえば、ilbadm show-nat 10 コマンドを 2 回実行しても、特にビジー状態のシステムでは、実行ごとに同じ 10 項目が表示されない場合があります。カウント値を指定しない場合、NAT 接続テーブル全体が表示されます。

使用例 6-5  NAT 接続テーブルのエントリ

次の例では、NAT 接続テーブルの 5 個のエントリが示されています。

# ilbadm show-nat 5
UDP: 124.106.235.150.53688 > 85.0.0.1.1024 >>> 82.0.0.39.4127 > 82.0.0.56.1024
UDP: 71.159.95.31.61528 > 85.0.0.1.1024 >>> 82.0.0.39.4146 > 82.0.0.55.1024
UDP: 9.213.106.54.19787 > 85.0.0.1.1024 >>> 82.0.0.40.4114 > 82.0.0.55.1024
UDP: 118.148.25.17.26676 > 85.0.0.1.1024 >>> 82.0.0.40.4112 > 82.0.0.56.1024
UDP: 69.219.132.153.56132 > 85.0.0.1.1024 >>> 82.0.0.39.4134 > 82.0.0.55.1024

このエントリの形式は次のとおりです。

T: IP1 > IP2 >>> IP3 > IP4
T

このエントリで使用されるトランスポートプロトコル

IP1

クライアントの IP アドレスとポート

IP2

VIP とポート

IP3

ハーフ NAT モードの場合、クライアントの IP アドレスとポート。

フル NAT モードの場合、クライアントの IP アドレスとポート。

IP4

バックエンドサーバーの IP アドレスとポート。