ルーターまたはロードバランサとしての Oracle® Solaris 11.2 システムの構成

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更新: 2014 年 9 月
 
 

統合ロードバランサの概要

Oracle Solaris では、統合ロードバランサ (ILB) でレイヤー 3 およびレイヤー 4 の負荷分散機能が提供されます。ILB は、SPARC ベースおよび x86 ベースのシステムにインストールされている Oracle Solaris オペレーティングシステムのネットワーク (IP) およびトランスポート (TCP/UDP) レイヤーで動作します。ILB は、信頼性とスケーラビリティーを向上し、ネットワークサービスの応答時間を最小限に抑えるために使用されます。

ILB はクライアントからの受信リクエストを傍受し、リクエストを処理するバックエンドサーバーを負荷分散規則に基づいて決定し、選択されたサーバーにリクエストを転送します。ILB は、バックエンドサーバーのルーターとしても使用できます。ILB はオプションの健全性検査を実行し、選択されたサーバーが受信リクエストを処理できるかどうかを確認するために負荷分散アルゴリズムのデータを提供します。