ルーターまたはロードバランサとしての Oracle® Solaris 11.2 システムの構成

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ILB のコンポーネント

    ILB はサービス管理機能 (SMF) サービス svc:/network/loadbalancer/ilb:default によって管理されています。SMF の詳細は、Oracle Solaris 11.2 でのシステムサービスの管理 を参照してください。ILB の 3 つの主要なコンポーネント:

  • ilbadm コマンド行インタフェース (CLI) – この CLI を使用して、負荷分散規則の構成、オプションの健全性検査の実行、および統計の表示が可能です。

  • libilb 構成ライブラリ – ilbadm およびサードパーティーアプリケーションは、libilb 内に実装されている ILB 管理用の機能を使用できます。

  • ilbd デーモン – このデーモンは次のタスクを実行します。

    • リブート後やパッケージ更新後にも持続する構成を管理します。

    • 構成情報を処理し、その情報を ILB カーネルモジュールに送信して実行することによって、ILB カーネルモジュールへの逐次アクセスを提供します

    • 健全性検査を実行し、結果を ILB カーネルモジュールに送信することで、負荷分散が正しく調整されます