Oracle® Solaris 11.2 のユーザーアカウントとユーザー環境の管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ユーザーアカウント情報を取得するためのコマンド

次の表に、システム管理者がユーザーアカウントに関する情報を取得するために使用できるコマンドを示します。この情報は /etc ディレクトリ内の各種ファイルに格納されています。これらのコマンドを使用してユーザーアカウント情報を取得する方法は、cat コマンドを使用して、同様の情報を表示するよりも推奨されます。

表 1-5  ユーザーに関する情報を取得するためのコマンド
コマンド
説明
マニュアルページの参照
auths
承認を一覧表示し、管理します。
getent
管理データベースからエントリのリストを表示します。情報は、通常 /etc/nsswitch.conf データベースに指定されている 1 つまたは複数のソースから取得されます。
logins
ユーザー、役割、およびシステムログインに関する情報を表示します。出力は、指定されたコマンドオプションによって制御され、ユーザー、役割、システムログイン、UID、passwd アカウントフィールド値、プライマリグループ、プライマリグループ ID、複数のグループ名、複数のグループ ID、ホームディレクトリ、ログインシェル、パスワード有効期限パラメータなどを含めることができます。
profiles
権利プロファイルを一覧表示し、管理します。
roles
ユーザーに割り当てられた役割を表示します。
userattr
attribute_name で最初に検出された値を表示します。ユーザーが指定されていない場合、プロセスの実際のユーザー ID からユーザーが取得されます。属性名は、 user_attr (4) および prof_attr (4) のマニュアルページに定義されています。

注 -  このコマンドは、Oracle Solaris 11 の新機能です。