Oracle® Solaris 11.2 のユーザーアカウントとユーザー環境の管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ユーザー初期設定ファイルをカスタマイズする方法

次のタスクでは、システム上のユーザーに対して、カスタマイズされた初期設定ファイルの設定方法について説明します。

  1. root 役割またはユーザーマネージャー権利プロファイルを持つ役割になります。
    $ su -
    Password: 
    #

    Oracle Solaris 11.2 でのユーザーとプロセスのセキュリティー保護 の割り当てられている管理権利の使用を参照してください。

  2. 各タイプのユーザー用にスケルトンディレクトリを作成します。
    # mkdir /shared-dir/skel/user-type
    shared-dir

    ネットワーク上の別のシステムで利用できるディレクトリの名前。

    user-type

    ユーザーのタイプに応じて初期設定ファイルを格納するディレクトリの名前。

  3. デフォルトのユーザー初期設定ファイルを、異なるタイプのユーザー用に作成したディレクトリにコピーします。
  4. ユーザータイプごとにユーザー初期設定ファイルをカスタマイズします。

    ユーザー初期設定ファイルのカスタマイズ方法の詳細は、ユーザーの作業環境についてを参照してください。

  5. ユーザー初期設定ファイルのアクセス権を設定します。
    # chmod 744 /shared-dir/skel/user-type/.*
  6. ユーザー初期設定ファイルのアクセス権が正しいことを確認します。
    # ls -la /shared-dir/skel/*