Oracle® Solaris 11.2 のユーザーアカウントとユーザー環境の管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ロケール変数

LANGLC の各環境変数は、ロケール固有の変換と表記をシェルに指定します。指定できる変換と表記には、タイムゾーンや照合順序、および日付、時間、通貨、番号の書式などがあります。さらに、ユーザー初期設定ファイルで stty コマンドを使って、端末のセッションが複数バイト文字をサポートするかどうかを指定できます。

LANG 変数は、ロケールのすべての変換と表記を設定します。ロケールの各種の設定を個別に行うには、次の LC 変数の LC_COLLATELC_CTYPELC_MESSAGESLC_NUMERICLC_MONETARY、および LC_TIME を使用します。


注 -  Oracle Solaris 11 はデフォルトで、UTF-8 ベースのロケールのみをインストールします。

次の表では、コア Oracle Solaris 11 ロケールの環境変数の値について説明します。

表 1-11  ロケール変数の値
ロケール
en_US.UTF-8
英語、米国 (UTF-8)
fr_FR.UTF-8
フランス語、フランス (UTF-8)
de_DE.UTF-8
ドイツ語、ドイツ (UTF-8)
it_IT.UTF-8
イタリア語、イタリア (UTF-8)
ja_JP.UTF-8
日本語、日本 (UTF-8)
ko_KR.UTF-8
韓国語、韓国 (UTF-8)
pt_BT.UTF-8
ポルトガル語、ブラジル (UTF-8)
zh_CN.UTF-8
簡体字中国語、中華人民共和国 (UTF–8)
es_ES.UTF-8
スペイン語、スペイン (UTF-8)
zh_TW.UTF-8
繁体字中国語、台湾 (UTF-8)
使用例 1-1  ロケールの設定

Bourne または Korn シェルのユーザー初期化ファイルでは、次の行を追加してください。

LANG=de_DE.ISO8859-1; export LANG