Oracle® Solaris 11.2 のユーザーアカウントとユーザー環境の管理

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更新: 2014 年 9 月
 
 

ユーザーアカウントとグループ情報の格納場所

    ユーザーアカウントとグループ情報は、サイトの方針に応じて、次のようにローカルシステムの /etc ファイル、ネームサービス、またはディレクトリサービスに格納されます。

  • NIS ネームサービス情報はマップに格納されます。

  • LDAP ディレクトリサービス情報はインデックス付きのデータベースファイルに格納されます。


注 -  混乱を避けるために、ユーザーアカウントとグループ情報の格納場所は、データベーステーブルマップという呼び方ではなく、単にファイルと呼びます。

    ほとんどのユーザーアカウント情報は、passwd ファイルに格納されます。パスワード情報は次のように格納されます。

  • NIS を使用するときは passwd ファイルに

  • /etc ファイルを使用するときは、/etc/shadow ファイルに

  • LDAP を使用するときは、people コンテナに

パスワードの有効期限は、LDAP を使用するときは利用できますが、NIS を使用するときは利用できません。

グループ情報は、NIS の group ファイルに格納されます。LDAP の場合、グループ情報は group コンテナに格納されます。