ストレージドライブを RAID ボリュームとして再構成するタスクはオプションです。デフォルトで、サーバー上の各物理ドライブは RAID 0 ボリュームとして構成されています。ドライブを再構成する場合は Oracle System Assistant を使用することをお薦めします。サーバーに Oracle System Assistant がインストールされていない場合は、BIOS RAID 構成ユーティリティーを使用すると、サーバー上に RAID を構成できます。
サーバーのストレージドライブを構成する際は、次のオプションを選択できます。
オプション 1 – インストール済みオペレーティングシステムまたは仮想マシンソフトウェアを注文した場合、それらのオペレーティングシステムまたはソフトウェアは事前構成の RAID 0 ボリュームにインストールされています。ドライブを再構成する場合は、インストール済みのオペレーティングシステムを消去できます。
このオプションの場合は、このセクションをスキップして、次のいずれかのセクションに進みます。
オプション 2 – オペレーティングシステムを新規インストールする場合で、複数のサーバーストレージドライブを使用して 1 つ以上の RAID ボリュームを構成するときは、オペレーティングシステムをインストールする前にサーバーの複数のストレージドライブで RAID ボリュームを構成する必要があります。
サーバーに Oracle System Assistant が組み込まれている場合は、Oracle System Assistant を使用した複数のストレージドライブによる RAID ボリュームの構成に進み、サーバーに設置されている内蔵 HBA に応じてタスクを選択します。
サーバーに Oracle System Assistant が組み込まれていない場合は、BIOS RAID 構成ユーティリティーを使用した RAID の構成に進みます。
オプション 3 – OS の新規インストールを行いますが、複数のストレージドライブで RAID ボリュームを構成しません。
サーバーに Oracle System Assistant が組み込まれている場合は、ストレージドライブ上での RAID の構成に進み、単一のストレージドライブ上に RAID を構成します。
サーバーに Oracle System Assistant が組み込まれていない場合は、BIOS RAID 構成ユーティリティーを使用した RAID の構成に進み、単一のストレージドライブ上に RAID を構成します。
オプション 4 – OS の新規インストールを行いますが、サーバーの複数のストレージドライブで RAID ボリュームを構成しません。
詳細は、インストールするオペレーティングシステムのインストールガイドを参照してください。
Oracle Server X5-2L Oracle Solaris オペレーティングシステムインストールガイド のOracle Solaris オペレーティングシステムのインストール
Oracle Server X5-2L Linux オペレーティングシステムインストールガイド のLinux オペレーティングシステムのインストール
Oracle Server X5-2L Windows Server オペレーティングシステムインストールガイド のWindows Server オペレーティングシステムのインストール
Oracle Server X5-2L VMware ESXi インストールガイド のVMware ESXi のインストール
オペレーティングシステムのインストール後に RAID ボリュームを作成する方法については、http://www.oracle.com/goto/x86AdminDiag/docs にある『Oracle X5 シリーズサーバー管理ガイド』を参照してください。