この使用例は、Oracle Solaris Studio を使用して、アプリケーションのパフォーマンスを最適化するシナリオを示しています。この使用例では、次のアクティビティーが行われます。
パフォーマンスアナライザツールを使用して、アプリケーションのリソース利用率を理解します
コンパイラオプションを使用して、アプリケーションのシリアルパフォーマンスおよび並列パフォーマンスを最適化します
フィードバックプロファイリングを使用し、アプリケーションの実行時の動作に基づいて、バイナリを最適化します
この使用例では、次の図に示すアーキテクチャーを想定しています。
図 2 パフォーマンスの最適化の使用例のアーキテクチャー
この例のアーキテクチャーは、次のセットアップで構成されています。
SPARC T5-2 サーバー (32 個のコアおよび 256G バイトの RAM)。
このサーバーは、Oracle VM Server for SPARC 3.1 プラットフォームを使用してパーティション化されています。16 個のコアおよび 128G バイトの RAM を持つ 1 つの独立したパーティションが、アプリケーションの配備に使用されています。16 個のコアと 128G バイトの RAM を持つプライマリドメインが、Oracle Database 11gR2 をホストするために使用されています。
Oracle Solaris 11 が、アプリケーションサーバーおよびデータベースサーバーの両方に構成されています。
Oracle Solaris Studio 12.4 がアプリケーションサーバーにインストールされています。
アプリケーション X がアプリケーションサーバーで実行されています。