Go to main content
Oracle Solaris 11 移行の開発ガイド

印刷ビューの終了

更新: 2016 年 11 月
 
 

データベースの移行

データベースをあるプラットフォームから別のプラットフォームに移動する場合は、通常、データ変換が必要になります。移行時に両方のプラットフォームが同じベンダーのデータベースをサポートしている場合は、移行が簡単になります。たとえば、Linux 上で実行されているデータベースを標準化されたファイル形式にエクスポートし、それを Oracle Solaris 上の新しいデータベースにインポートできます。移行でデータベースベンダーの変更も伴う場合は、より広範なデータ変換が必要になることがあります。

Oracle は、さまざまなデータベースから Oracle Database へのデータベースオブジェクトおよびデータの移行をサポートしています。Oracle Database は、Oracle Solaris の性能を最大限得られるように最適にチューニングされています。Oracle SQL Developer ツールを使用すると、Oracle 以外のデータベースから Oracle Database に移行できます。詳細は、データベース移行のための Oracle SQL Developer ツールを参照してください。

Oracle Solaris は、次のオープンソースのデータベースをサポートしています。

  • MySQL

  • PostgreSQL

  • SQLite

  • Ingres

  • Berkeley DB

Oracle Solaris 11 OS によってサポートされている専用のデータベースは、Oracle、DB2、Sybase、および Informix です。

Oracle Solaris にデータベースを移行する場合の考慮事項および依存関係

Oracle Solaris にデータベースを移行する場合は、次の要因を考慮する必要があります。

  • プラットフォームでのデータベースのサポート

  • データベースバージョンの互換性

  • 移行のために必要となる労力

  • ライセンスのコストおよびライセンスの移行

Oracle Database のインストール

Oracle Database をインストールする前に考慮する必要がある要因の説明については、Oracle Database のインストール前のタスク (https://docs.oracle.com/database/121/LADBI/pre_install.htm#LADBI222) を参照してください。

Oracle Solaris への Oracle Database のインストールについては、Oracle Database オンラインドキュメント 12c Release 1 (http://docs.oracle.com/database/121/nav/portal_11.htm) を参照してください。

データベース移行のための Oracle SQL Developer ツール

Oracle SQL Developer は、データベース開発タスクを単純化することによってデータベース移行プロセスを容易にする、グラフィカルなユーザーインタフェースツールを提供します。SQL Developer は、Oracle Database バージョン 10g、11g、および 12c をサポートしています。データベースオブジェクトの参照、作成、変更、SQL 文の実行、SQL の編集とデバッグ、および事前定義レポートのリストへのアクセスや独自のレポートの作成を行うことができます。SQL Developer は、バージョン 10g 以降の Oracle Database に接続でき、Windows、Linux、および Macintosh プラットフォーム上で実行できます。詳細は、サードパーティー製データベースから Oracle Solaris への移行 (http://docs.oracle.com/cd/E25259_01/appdev.31/e24285/migration.htm#RPTUG40000) および SQL Developer のドキュメント (https://docs.oracle.com/cd/E12151_01/index.htm) を参照してください。