Oracle Solaris 11 は、パッケージ管理に Image Packaging System (IPS) を使用しています。IPS は、パッチおよびアップデートの管理プロセスを簡略化して、オペレーティングシステムの保守の問題のリスクを軽減します。ソフトウェアのライフサイクル全体に渡って、ソフトウェアのインストール、アップデート、システムのアップグレード、およびソフトウェアパッケージの削除に対処する包括的な配布フレームワークです。IPS は、配布メカニズムとして、ネットワークからアクセス可能またはローカルで使用可能なソフトウェアリポジトリに依存しています。詳細は、Oracle Solaris 11.3 パッケージリポジトリのコピーと作成を参照してください。
各 IPS パッケージは、パッケージに関する情報を提供する障害管理リソース識別子 (FMRI) で表されます。たとえば、FMRI pkg://solaris/system/library@0.5.11,5.11-0.151.0.1:20101105T004750Z は、次の一連の情報で構成されています。
スキーム – pkg
パブリッシャー – Oracle Solaris
カテゴリ – system
パッケージ名 – library
4 つのコンポーネントで構成されているバージョン文字列。
コンポーネントバージョン - 5.11
ビルドバージョン - 5.11
ブランチバージョン - 151.0.1
ISO-8601 基本形式のタイムスタンプ: 20101105T004750Z
パッケージングおよび配布については、Oracle Solaris 11.3 でのImage Packaging System を使用したソフトウェアのパッケージ化と配布を参照してください。