Oracle® Solaris での OpenStack (Kilo) のインストールと構成

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更新: 2016 年 6 月
 
 

問題の調査および解決

このセクションでは、OpenStack をインストールして構成するときに発生する可能性のあるいくつかの問題について説明します。

次の例は、ダッシュボードに関するエラーを示しています。

Error: Unauthorized: Unable to retrieve usage information.
Error: Unauthorized: Unable to retrieve quota information.
Error: Unauthorized: Unable to retrieve project list information.
Error: Unauthorized: Unable to retrieve instance list information.

これらのメッセージは、RSA ホスト鍵が変更されてすべてのコンポーネントに伝播していないことを示している可能性があります。RSA 鍵の構成の詳細は、Neutron をインストールし、構成する方法、およびコンピュートノードを構成する方法を参照してください。

次のエラーレポートが nova-scheduler ログに含まれている可能性があります。

controller# grep error `svcs -L nova-scheduler`
2014-12-03 12:49:19.271 3475 TRACE
nova.openstack.common.rpc.common error: [Errno 32] Broken pipe

パイプ切断エラーは、通常、1 つの OpenStack サービスをリフレッシュし、その他はリフレッシュしないときに報告されます。ノードで構成ファイルに変更を加えた場合は、ノードのすべてのサービスをリフレッシュします。次のコマンドは、オンラインサービスであるもののリフレッシュが必要なサービスを再起動します。

controller# svcs \*openstack\* | grep online  \
| awk -e '{print $3}' | xargs svcadm restart

リソース不足が原因のエラーである可能性もあります。VM インスタンスの作成時に、nova-compute ログは次のようなメッセージを表示することがあります。

[abc-123-def-456] Build of instance
abc-123-def-456 aborted: Image
xyz-987-uvw-654 is unacceptable: Image query failed.
Possibly invalid or corrupt. Log file location: controller:/tmp/archive_log.4249

さらに、ログに out of space/storage が示されます。システムのリソースを表示するには、top コマンドを使用します。システムのメモリーが 1G バイト未満のときは、さらに追加が必要なことがあります。