始める前に
ドライバを使用するには、クライアントの NFS 共有を作成するために、既存の NFS サーバーが必要です。NFS サーバーの構成は、このドキュメントの範囲を超えています。ほかの NFS ドキュメントを参照して、サーバーを設定してください。
単一の NFS サーバーで、通常は十分です。ただし、必要に応じて複数の NFS サーバーを設定できます。
NFS 共有を host: share 形式で一覧表示します。例:
nfs-server-system1:/scratch/volume1 nfs-server-system2:/scratch/volume2
volume_driver=cinder.volume.drivers.solaris.nfs.ZfsNfsVolumeDriver
nfs_shares_config=/etc/cinder/nfs_shares
nfs_mount_attempts – エラーを生成するまでの、NFS 共有のマウントの最大試行回数。
nfs_mount_point_base –NFS 共有マウントポイントのメインディレクトリ。
nfs_oversub_ratio –割り当てられたボリューム領域とボリュームの宛先で利用可能な領域の比率の最大制限。比率を超えている場合、ボリューム宛先が無効になります。
nfs_sparsed_volumes –デフォルト値の True はスパースファイルとしてボリュームを作成します。それ以外の場合、ボリュームは通常のファイルとして作成されます。
nfs_used_ratio –ボリューム宛先に新しいボリュームを割り当てることができなくなる、基となるボリュームの実際の使用率。
nfs_round_robin –デフォルト値の True は NFS 共有間のラウンドロビンをスケジュールします。このパラメータが設定されていない場合、もっとも空き領域の多い NFS 共有がボリュームの配置に選択されます。
# svcadm cinder-volume restart
サービスの開始後、NFS 共有のディレクトリが NFS 共有マウントポイントのメインディレクトリに追加されます。
例:
# export OS_USERNAME=nova # export OS_PASSWORD=service-password # export OS_PROJECT_NAME=service # export OS_AUTH_URL=http://$CONTROLLER_ADMIN_NODE:5000/v2.0
例:
# nova volume-create --display-name nfsvol 5
例:
# nova volume-show nfsvol