![]() | 注意 - プロセッサの取り外しと交換は、正しい色コードのプロセッサの取り外しと交換ツールを使用して行う必要があります。そうしないと、プロセッサやプロセッサソケットが損傷する可能性があります。また、前の世代の Intel プロセッサ (CPU) 用ツールは使用しないでください。前の世代のツールではプロセッサを部分的にしか保持できないため、ツールからプロセッサが落ち、プロセッサソケットが損傷する可能性があります。 |
正しいプロセッサの取り外しと交換ツールの選択は 2 段階で行います。まず、交換するプロセッサのサイズを特定し、次に、そのサイズに合う取り外しと交換ツールを選択します。
Oracle Server X6-2 でサポートされているプロセッサには 2 つのサイズがあります。10 個以下のコアを持つプロセッサは 12 個以上のコアを持つプロセッサよりも小さくなります。取り外しと交換を行うプロセッサのサイズは、次の 2 つの方法で特定できます。
Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.2 を使用してプロセッサ情報を表示します。
手順については、http://www.oracle.com/goto/ilom/docs にある Oracle Integrated Lights Out Manager (ILOM) 3.2 ドキュメントライブラリを参照してください。
または
サーバーに取り付けられているプロセッサのサイズを目視で確認します。
これには、プロセッサのヒートシンクを取り外し、プロセッサをソケット内に保持している ILM (Independent Loading Mechanism) アセンブリを開く必要があります。手順については、プロセッサの取り外しを参照してください。これは、プロセッサを取り外す際に使用する手順と同じです。
プロセッサのサイズを目視で確認する場合は、次の 2 つの図を参照し、小さいプロセッサと大きいプロセッサを区別する方法を確認してください。図 24 は、取り付けられた小さいプロセッサを示しています。プロセッサの左右のエッジが、プロセッサの位置合わせブラケットの境界内にあることに注意してください。
図 24 マザーボードのプロセッサソケットに取り付けられた小さいプロセッサ
図の凡例
1 プロセッサの位置合わせブラケット
2 プロセッサの左右のエッジが、プロセッサの位置合わせブラケットの境界内にある
図 25 は、取り付けられた大きいプロセッサを示しています。プロセッサの左右のエッジが、プロセッサの位置合わせブラケットの境界を越えていることに注意してください。
図 25 マザーボードのプロセッサソケットに取り付けられた大きいプロセッサ
図の凡例
1 プロセッサの位置合わせブラケット
2 プロセッサの左右のエッジが、プロセッサの位置合わせブラケットの境界を越えている
サーバーに取り付けられているプロセッサのサイズを特定したあと、正しいプロセッサの取り外しと交換ツールを選択します。プロセッサと同様に、プロセッサの取り外しと交換ツールにも 2 つのサイズがあります。小さいプロセッサ (10 個以下のコアを持つプロセッサ) のツールは緑に色分けされています。大きいプロセッサ (12 個以上のコア) のツールはピンクに色分けされています。図 26 を参照してください。
図 26 色分けされたプロセッサの取り外しと交換ツール
図の凡例
1 緑に色分けされた、小さいプロセッサモデル (10 個以下のコア) の取り外しと交換ツール
2 ピンクに色分けされた、大きいプロセッサモデル (12 個以上のコア) の取り外しと交換ツール
![]() | 注意 - ピンクに色分けされたプロセッサの取り外しと交換ツールは、大きいプロセッサ (12 個以上のコア) だけに使用する必要があります。同様に、緑に色分けされたプロセッサの取り外しと交換ツールは、小さいプロセッサ (10 個以下のコア) だけに使用する必要があります。そうしないと、プロセッサやプロセッサソケットが損傷する可能性があります。 |
次の表を使用すると、プロセッサに対応する正しいプロセッサの取り外しと交換ツールをコア数またはモデル番号で簡単に参照できます。プロセッサの取り外しと交換ツールの部品番号も、ツールに記載されています。
|